「VR人口10億人時代」という記事を目にすることが増えました。
これは。2017年10月にFacebookの共同創業者兼会長兼CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏がとある基調講演を行ったところに由来しています。
そのときに開催されていたのは、VR開発者向けイベント「Oculus Connect 4」です。
彼は「FacebookはVRユーザ人口を10億人にする」という趣旨のことを宣言しました。
VR元年と呼ばれた2016年から月日は流れ2018年も半ばになりました。
まだまだ賛否両論が飛び交うこの業界も2020年には7兆円の市場規模になるといわれています。
そんな要注目のVRの世界を紹介します。
VRってなぁに!?
まずはここからですね。
VRという言葉は聞いたことがある人も多いと思います。
と同時にゴーグルをつけてやるゲームや映像を見るというイメージを持つのではないでしょうか。
まさにそのとおりで、VRはバーチャル・リアリティの略称です。
そのVRを体験するために欠かせないゴーグルは「HMD」と総称されます。
ヘッドマウントディスプレイの略称で、ゴーグルの中のレンズに小型の液晶が入っています。
左右それぞれのレンズに映像を出すことで立体視を可能にしている最先端技術です。
つまりVRとは、HMDという専用デバイスを装着して仮想空間を体験できる技術なのです。
VRってなにができるの!?
VRと聞いて「浮かび上がってくるゲームができるんでしょ!?」と高を括っているあなた!
もちろん今までにない仮想空間でのゲームはできますが、それ以外にも様々な業界でVRを使った取り組みが始まっています。
Google EarthのVRでは、世界中を回ることができます。
グリコはCMでVRを使っており、CM動画を360度回転させることができるのは斬新です。
ドラえもんVRでは「どこでもドア」を使った動画が公開されています。
VRを使った認知症サンプルといった医療や介護業界でも使い方の広がりを感じさせてくれるものもあります。
飲食業界でもマクドナルドがVRを絡めたプロモーションを始めています。
このようにゲーム以外にも広がりを見せているのです。
今後ますますVRを使ってプロモーションをする企業が増えるでしょう。
VR調査報告
そんなVRですが、どの程度の人や企業が実際に体験しているかというと日本ではかなり出遅れている印象です。
少し前の2017年1月公開のデータですが「ARとVRに関する一般消費者の利用実態と市場規模調査」があります。
調査報告によるとVRの認知度は「よく知っている」が16.9%、「聞いたことがある程度」が30.6%となっています。
「聞いたことはない・知らない」が52.5%と過半数を超えています。
同じ報告の中に「HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を所有している」という人はわずが3.6%というデータもありました。
「今後体験(購入)したい」という人も30.2%と想像以上にノリが悪いな。。という印象です。
とはいえ、この株式会社MM総研の調査報告が公開されてから1年以上が経っています。
少しずつ身近になってきているVRについて、もっと掘り下げていきましょう!
VRを体験するには!?
VR体験をしようと思った際に真っ先にPlayStation VRを思い浮かべる人は多いと思います。
発売されたのは2016年10月13日で、販売当初から品薄で家電量販店には行列ができている様子も度々報道されました。
ただ、このPlayStation VRはあくまでPlayStation4の周辺機器という位置づけです。
PlayStation4を持っていれば約5万円(発売当初)の追加投資でVR体験ができましたが、本体がない場合には約10万円が必要でした。
この金額になるとなかなか手を出しづらい。。というのが日本で身近なVR体験の始まりではないでしょうか。
そんなPlayStation4の総売上は2017年12月にSONYから7,000万台超え、VRヘッドセットは200万台と発表がありました。
発売当初は高額だという声の多かったPlayStation VRですが好調な推移です。
2016年のVR元年から2017年末にかけてVRの世界でどのような動きがあったのか、実体験を踏まえて次回のブログでもう少し詳しく書いていこうと思います。