stakのあゆみです!
SNS運用や広告を運用するに当たってよくぶつかる壁として、「広告で人は集まるけど、思ったほど成果につながらない…」ということです。
さまざまなクライアントの集客施策やSNS強化に携わるなかで、繰り返し感じたのは、
「広告や投稿よりも、その後の“受け皿”の設計こそが勝負を分ける」
ということ。
つまり、LP(ランディングページ)やLINE導線がしっかり設計されているかどうかで、同じ広告でも結果は大きく変わるということです。
今回のブログでは、「広告がうまくいかない原因が、実は受け皿にあった」という視点から、成果を出す導線設計の考え方をお届けします。
広告やSNSは“入口”でしかないという現実
SNSで動画がバズったり、広告でたくさんクリックされたりしたとき、多くの人が「よし、うまくいった!」と感じます。でもそのあと、こんな経験をしたことはありませんか?
-
アクセスはあるのに問い合わせがこない
-
フォロワーは増えたのに売上が伸びない
-
LINE登録はされてもブロックされて終わる
…これは、「受け皿の設計」が不十分なことが多いです。
広告やSNS投稿はあくまで「興味を持ってもらうためのフック」。いわば“玄関”です。
でも、その後の導線(案内)やおもてなし(情報提供、接客)ができていないと、せっかく来てくれた人もすぐに離れてしまいます。
LP(ランディングページ)は“受け皿”の中心
LPは言わば、初対面の印象を決める場所です。
実際に広告や投稿から遷移した先が、情報がまとまっていない、読みづらい、魅力が伝わらないページだったらどうでしょう?
せっかくの関心も「なんか違うかも」で終わってしまいます。
チェックすべきポイントは以下の4点です。
-
ファーストビューに“伝えたい価値”が明確か?
-
キャッチコピーが「自分ごと化」されているか?
-
スマホで見たときにストレスがないか?
-
CTA(登録や購入のボタン)が適切な場所にあるか?
また、LPは情報を詰め込む場所ではなく、「迷わせず、流れに乗せて、行動させる」ページ。
目的に応じたストーリー設計(例:共感→課題→解決→信頼→行動)が必要です。
LINE導線は“接客”の自動化ツール
広告や投稿で興味を持った人を、そのままLINEに誘導するケースも増えています。
そのとき、ただ「友だち追加してください」では、登録してもブロックされる確率が高くなってしまいます。
ここで重要なのが、LINE導線の“初期体験”設計。
たとえば、
-
追加時に自動で送られるメッセージが好印象か?
-
ステップ配信で、段階的に関係性を築けているか?
-
プレゼントや特典がある場合、それが欲しくなる設計か?
LINEは1対1で話しかけられるツールでもあるので、「自分だけの情報」「限定感」があると効果的。
ここで顧客との信頼関係が築けるかどうかが、次のアクション(来店・購入・予約)に大きく関わります。
「来て終わり」ではなく「来てからが始まり」
広告のCV(コンバージョン)ばかりに目がいきがちですが、大切なのはその後の動きをどう作るかです。
たとえば、こんな導線設計があります。
| 広告/投稿 → LP → LINE登録 → ステップ配信 → 購入/予約 → ファン化 |
この流れの中で「ひとつでも詰まる部分」があると、成果は半減します。
特に多いのが以下のようなボトルネックです。
-
LPに遷移しても離脱率が高い
-
LINE登録されたけど、初期配信でブロック多数
ステップ配信の内容が一方通行で反応が薄い受け皿(LP・LINE・自動接客)の完成度によって、流入が“点”で終わるか、“線”になって成果につながるかが分かれます。
成果を出す人は、受け皿に時間をかけている
売れている企業や個人アカウントを見ると、共通して言えるのは、広告や投稿の裏側で”受け皿”がめちゃくちゃ作り込まれていることです。
表向きはシンプルな導線でも、実は裏側で、
-
ユーザー行動に合わせて情報提供の順番を変えている
-
ヒートマップを見てLP改善を何度もしている
-
LINEの開封率・ブロック率・返信率を分析してチューニングしている
というような、地道な改善を繰り返しています。
発信や広告に力を入れることも大切ですが、流入してくれた人を、どう温め、どう行動させるかにもっと時間とリソースを使うべきだと私は思います。
まとめ
発信や広告は「人を動かすための力」ですが、動いたあとにしっかり受け止めて案内する受け皿が整っていないと、売上や成果にはつながりません。
これから広告やSNSに力を入れる方こそ、先にLPやLINE導線の設計に時間をかけておくのがおすすめです。
「流入→放置」ではなく、「流入→関係構築→行動→ファン化」の“線”を描くことが、発信の次のステップにつながるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。