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2024年12月31日 投稿:あつき

【2025年最新】生成AIツールと活用シーン完全ガイド(前編)

どうも、stakのあつきです。

日々、マーケティングや広報・PRの業務で様々な生成AIを触れる機会が増え、改めてその進化スピードに驚いています。

最近の調査によると、2024年の世界の生成AI市場規模は前年比約150%増と予想されているとか。

「そんなに伸びるのかよ!」と思わずツッコミたくなるほど、需要が一気に増えているんですね。

今回は、生成AIの中でも比較的馴染みのある4種類をピックアップして、初心者でもわかるようにとまとめてみました。

 

▼ 生成AIの種類

1)テキスト生成
2)画像生成
3)動画生成
4)音楽・音・声の生成

それぞれ、一度使ってみると「こんなこともAIがやってくれるのか!」と新鮮な驚きがあるので、ぜひ最後まで読んでいってください。

 

テキスト生成AI

テキスト生成AIは、その名のとおり文章を自動で作り出すAIツールです。

近年、多くの企業がカスタマーサポートや企画書の初稿作成など、幅広い業務で活用を進めています。

ある企業の社内調査では、テキスト生成AIの利用によって、資料やメール文の作成時間が従来の約60%に短縮したそう。

業務効率がグッと上がるので使わない手はないですね!

 

▼ テキスト生成AIの主な活用ケース

・メール文のひな形作成
・ブログ記事やSNSの投稿文
・長文コンテンツの要約
・プログラミングコードの生成

なかでも、ChatGPTのように、会話形式で情報をやり取りできるツールは大きな話題になりました。

たとえば、「来週末の彼女とのデートプランを3つ出して」と指示すると、数秒でたくさんのアイデアを提示してくれます。

仕事でもプライベートでも、壁打ちパートナーになり得る存在なので、ぜひ試してみてください。

 

 

▼ おすすめツールと特徴

ChatGPT

・総合力No.1とも呼ばれる汎用型チャットAI

・メール文や記事作成だけでなく、プログラムコード作成や翻訳も対応

Bing AI

・Microsoftが提供する検索エンジン連動型AI

・最新の情報検索とAI回答がワンストップでできる

Gemini

・Googleが開発中とされる次世代LLM(大規模言語モデル)

・複数のモードでテキスト生成やアイデア出しが可能

Microsoft Copilot

・WordやExcelなどOfficeツールとシームレスに連携

・ドキュメント作成からメール返信まで効率化するAIアシスタント

Notion AI

・ノートやドキュメントをAIが自動で要約・提案してくれる

・ブレインストーミングやタスク管理など「知的生産プラットフォーム」との相性が抜群

 

画像生成AIとは?

次に紹介するのは、文字や指示文を入力すると画像を自動で作り上げる画像生成AIです。

少し前まで「画像を作る = デザイナーが時間をかけて取り組む作業」というイメージがありました。

しかし、画像生成AIの登場で、アイデアさえあれば誰でも広告用バナーや挿絵レベルのビジュアルが作れるようになっています。

 

▼ 画像生成AIの主な活用ケース

・商品イメージの作成
・広告バナーやSNS用の画像
・ロゴやイラストの制作
・カンプ(完成イメージ)の試作

個人的に「imageFX」や「Midjourney」はかなりおすすめです。

指示文に「犬が緑の草原で走っている」といった簡単な要素をキーワードに盛り込むと、リアルな画像がサクッと生成できます。

 

 

あるデザイナーさんが言うには、「画像生成AIの利用で、構想段階でのデザイン検討が3倍速くなった」とのこと。

従来の方法では、” 構想 → 下絵 → 修正 → 仕上げ ” など何回も繰り返す工程があったのが、初期段階をAI画像で試しやすいのがメリットみたいですね。

 

▼ おすすめツールと特徴

imageFX

・シンプルな指示で高度な画像変換・合成が可能

・オブジェクトの切り抜きや背景変更など、細かい編集にも対応

Midjourney

・Discord上でテキスト入力するだけで芸術性の高い画像生成が可能

・アート性や細かいニュアンス表現が魅力

Adobe Firefly

・PhotoshopやIllustratorとも連携しやすいAI画像生成ツール

・細かな修正やレイヤー編集をワンクリックで実現

Stable Diffusion

・オープンソースベースで自由度の高い画像生成を実現

・自身のローカル環境で回せるため、カスタマイズ性が高い

Canva AI

・プレゼン資料やSNS投稿のテンプレートなど総合的なデザインが可能

・AI画像生成だけでなく、画像編集やコラージュ機能も充実

 

動画生成AIとは?

動画生成AIは「文章や画像をもとに短いムービーを作ってくれる」AIツールです。

例えば「Runway」や「Sora」のようなサービスが有名で、ショート動画の編集や、画像素材から簡易動画を作成するケースが増えています。

個人的には、機能性と費用感、使いやすさなどトータル的に考え、「Kling AI」が今のところ最強だと感じています。

20241219日にリリースした最新モデル「KLING 1.6」をとにかく使ってみてほしいです!

動きがスムーズでリアルです。(動画参照)

 

 

▼ 動画生成AIの主な活用ケース

・企業CMやPR動画の制作
・ウェビナーやオンライン講義の編集
・ソーシャルメディア用のショートムービー
・イベントの告知動画

 

広告に動画を取り入れるだけで、CVR(コンバージョン率)が、静止画広告だけの場合に比べて約1.5倍高まったというデータも存在します。

「動画を作りたいけど予算がない」、「撮影に手間をかけたくない」という悩みにAIは大きく貢献してくれます。

今後はさらに長尺の動画や、映画クラスの映像制作にも活用が広がるのではと言われています。

 

▼ おすすめツールと特徴

Kling AI

・複雑な指示にも正確に対応し、直感的な操作で映像生成が可能

・色彩や光、物体の動きが自然で細部までリアルに再現

NoLang

・3秒でテキストから内容を要約した解説動画を生成できる

・Webサイト・PDFなどの文章ファイルも要約可能

Runway

・テキスト入力で映像を自動生成、簡単な編集も可能

・シネマティックなカメラワークやエフェクトが強み

Sora

・物理的に自然な3次元の空間表現をもつ動画を生成することができる

・2つの動画を違和感なく滑らかに繋げ、1つの連続した映像として仕上げる

Pictory AI

・文章やブログ記事を入力すると、自動で動画素材とシンクロして動画作成

・SNS用の短尺動画なども手軽に作れる

Vrew

・日本語対応の自動字幕生成ツールとして人気

・字幕付けや動画カットを自動化し、編集作業を効率化

HeyGen

・175言語に対応したアバター動画生成ツール

・文字入力 + AIアバターでナレーション動画を量産できる

 

音楽・音・声の生成AIとは?

最後は音楽・音・声を生成するAIです。

最近、「故人の声をAIで復元」なんてニュースがちらほら出ていますが、実は自分の声をAIに学習させて、その“声色”をそっくり模倣させることも可能です。

 

▼ 音楽・音・声の生成AIの主な活用ケース

・ナレーションの自動作成
・背景BGMや効果音の生成
・特定の声の読み上げツール
・作曲サポート

 

実際に、音楽生成AIを活用して数分でBGMを仕上げ、YouTubeやTVCMに流している企業も増えています!

また音声読み上げAIだと「Coefont」が有名で、50文ほどのサンプルを読み上げるだけで、ほぼ自分の声に近いAIを作れます。

ちなみに、ある調査ではAIナレーション導入により、音声収録にかかるコストが約70%削減できたという結果が出ています。

スタジオを借りる必要がなくなるなど、コスト面のインパクトも大きいみたいですね。

 

 

▼ おすすめツールと特徴

Coefont

・自分の声をAI化できる音声生成サービス

・AIボイスを他ユーザーに提供すれば副収入も期待できる

Suno

・テキストで音楽のテーマや雰囲気を指示するだけで、瞬時にトラックを生成

・AI作曲による幅広いジャンル対応が話題

ElevenLabs

・声の表情やトーンを細かく設定可能な高品質音声生成AI

・英語中心ながら自然なイントネーションが特徴

Boomy

・テキスト入力だけで自動作曲してくれるAI音楽ツール

・オリジナルのBGMが欲しいクリエイターに人気

Loudly

・ジャンルやムードを選ぶだけで、カッコいい音楽を瞬時に生成

・SNSや広告動画のBGM用途に好評

 

生成AIを使う際の注意点

便利な生成AIですが、利用する上ではいくつか気をつけたいこともあります。

▼ 注意点

1)正確性:生成された内容を必ずチェックする
 → AIは時に誤情報を含む回答をするため、最終確認は人間の手で行いましょう。
2)セキュリティ:機密情報を扱う際は十分な配慮を
 → 入力データが外部に学習データとして流出する可能性もゼロではありません。
 → 機密情報の取り扱いには注意が必要です。
3)AIの限界:感情の読み取りや倫理的判断は苦手
 → AIはコンテンツの生成は得意ですが、感情に寄り添う対応や複雑な倫理判断には向きません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「テキスト」、「画像」、「動画」、「音楽・音・声」と、生成AIの分野は多岐にわたりますが、どれも初心者でも比較的使いやすいツールが増えています。

実際に触ってみると、「あれもこれもAIに任せちゃえるじゃん!」と驚くはず。

とはいえ、まだまだ誤情報や著作権、セキュリティの問題など課題はあるので、注意点を意識しながら上手に活用していくのが重要です。

次回のブログでは、「リサーチ・データ分析」、「資料作成」、「議事録作成」、「その他の生成AIツール」についてお話します。

 

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