珠聯璧合（しゅれんへきごう）
→ 優れた人材が1つに集まるたとえや新婚を祝う言葉。
人々が再び集まるのが当たり前の世の中に戻ってきた。
とてもいい傾向だと思うが、その1つのきっかけとなっているエンタメが映画だろう。
2023年5月現在、スーパーマリオブラザーズを主人公にした映画、THE SUPER MARIO BROS. MOVIE（ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー）が大ヒットしている。
言わずと知れた、任天堂が生み出した世界中にファンのいるスーパーマリオが活躍するストーリーなのだが、つい私も見に行ってしまった。
ストーリーは最初からネタバレしているようなものなのだが、映像のクオリティや展開の抑揚が楽しめる作品だ。
また、90分と少しという尺も現代のエンタメに合わせてきたのが伺える。
映画館でわざわざ見なくても、すぐにNetflixやアマプラで見れるという人もいるが、やはり映画館の迫力を味わうのもいいだろう。
ということで、映画についてスポットを当ててみよう。
世界中に拡がる映画というエンタメ
世界中で様々な映画が観られているのは周知の事実だが、その中でも下記の国は映画を観る文化が完全に根付いていて多くの人が映画を観る頻度が高いといわれている。
インド
インドは映画産業が非常に発展しており、多くの映画が製作され、観客に広く受け入れられている。
特にボリウッド（インドのヒンディー語映画産業）は非常に人気があり、映画鑑賞が一般的な娯楽の1つとなっている。
中国
中国は世界最大の人口を抱える国であり、映画市場も非常に大きな規模を持っている。
中国の映画産業は成長を続けており、多くの人々が映画館に足を運んで映画を楽しんでいる。
アメリカ合衆国
アメリカは映画産業の中心地であり、ハリウッドが存在は多くの人が知るところだろう。
アメリカ人は映画を楽しむ文化が根付いており、多くの映画ファンが存在している。
世界の映画興行収入ランキングTOP10
ということで、世界で最も観られている映画を興行収入をベースにランキングにして紹介しよう。
なお、2023年5月時点ということをご理解いただきたい。
1）Avatar（アバター）：29.237億ドル
アバターは、ジェームズ・キャメロン監督による2009年のSF映画だ。
架空の惑星パンドラを舞台に、人類とナヴィ族との間の対立を描いている。
主人公のジェイク・サリーは、ナヴィ族の体に意識を移し替えることができるアバターとなり、ナヴィ族の文化に触れながら任務を遂行することになる。
ところが、ジェイクは次第にナヴィ族に心を開き、人類との戦争を回避するために行動を起こすようになる。
テクノロジーと視覚効果が話題となったアバターは、革新的な3D映画技術と視覚効果が特徴だ。
映画はモーションキャプチャーシステムを使用し、CGアニメーションと実写映像を組み合わせたリアルな映像を作り出していまる。
また、パンドラの美しい風景や生物のデザインも視覚的に魅力的であり、映画鑑賞体験を一層豊かにしている。
2）Avengers : Endgame（アベンジャーズ / エンドゲーム）： 27.994億ドル
アベンジャーズ / エンドゲームは、マーベル・スタジオ製作の2019年のスーパーヒーロー映画だ。
前作のアベンジャーズ / インフィニティ・ウォーの続編として位置付けられている。
物語は、前作で壊滅的な被害を受けた地球とヒーローたちの絶望的な状況から始まる。
アベンジャーズはタイムトラベルを試み、過去の出来事を変えてインフィニティ・ストーンを手に入れ、壮絶な最終決戦に挑んでいく。
3）Avatar : The Way of Water（アバター：ウェイ・オブ・ウォーター）：23.194億ドル
アバター : ウェイ・オブ・ウォーターは、ジェームズ・キャメロン監督による、アバターシリーズの続編の1つだ。
アバター : ウェイ・オブ・ウォーターは、興行収入第1位で紹介したアバターの続編として、主人公ジェイク・サリーとナヴィ族の冒険を描いている。
物語は、前作で結ばれたジェイクとナヴィ族の絆が深まり、パンドラの新たな領域で展開される。
新たな脅威や冒険が彼らを待ち受ける中で、自然環境の保護やナヴィ族の文化をテーマにした物語が展開されていく。
4）Titanic（タイタニック）：22.646億ドル
タイタニックは、1997年に公開されたアメリカのロマンティックドラマ映画だ。
タイタニックは、実際に起きた1912年のタイタニック号沈没事故を背景にした物語だ。
主人公のローズ・デウィット・ブコネルは上流階級の女性であり、ジャック・ドーソンは貧しい青年だ。
2人はタイタニック号の航海中に出会い、恋に落ちる。
そんな中で、船が氷山に衝突し沈没する。
2人の愛の行方が描かれている。
5）Star Wars : Episode VII – The Force Awakens（スター・ウォーズ / フォースの覚醒）：20.713億ドル
スター・ウォーズ / フォースの覚醒は、2015年に公開されたアメリカのSF映画であり、スター・ウォーズシリーズの第7作目にあたる。
スター・ウォーズ / フォースの覚醒は、オリジナル三部作の後の物語を描いている。
物語の舞台は、かつての反乱同盟と帝国の闘いから30年後だ。
新たなファースト・オーダーとレジスタンスの間で、レイ、フィン、ポー・ダメロンなどの新たなキャラクターが活躍する。
また、オリジナル三部作のキャラクターであるハン・ソロ、レイア・オーガナ、ルーク・スカイウォーカーも登場する。
6 ）Avengers: Infinity War（アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー）：20.524億ドル
アベンジャーズ / インフィニティ・ウォーは、2018年に公開されたアメリカのスーパーヒーロー映画であり、MCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）の作品の1つだ。
アベンジャーズ / インフィニティ・ウォーは、マーベルコミックスのキャラクターをベースにした物語で、MCUのヒーローたちが結集して強大な敵と戦う様子が描かれている。
物語は、マッド・タイタンと呼ばれるタノスが宇宙を征服しようとする計画を立て、6つのインフィニティ・ストーンを集めるために暗躍する。
アベンジャーズやガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーなどのヒーローたちは、タノスの野望を阻止するために立ち上がる。
7）Spider-Man : No Way Home（スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム）：19.218億ドル
スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホームは、2021年に公開されたアメリカのスーパーヒーロー映画であり、MCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）の作品の1つだ。
スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム」は、前作のスパイダーマン : ファー・フロム・ホーム」の続編となっている。
物語は、ピーター・パーカー / スパイダーマン（トム・ホランド）が、自身の秘密が明るみに出てしまったことから苦悩し、周囲の人々の生活に影響を及ぼす結果を恐れる。
彼はドクター・ストレンジ（ベネディクト・カンバーバッチ）の助けを借りて、過去のスパイダーマン映画に登場したキャラクターたちと交流し、秘密を守るための戦いに身を投じていく。
8）Jurassic World（ジュラシック・ワールド ）：16.715億ドル
ジュラシック・ワールドは、2015年に公開されたアメリカのSFアドベンチャー映画であり、スピルバーグ監督のジュラシック・パークシリーズのリブート作品だ。
ジュラシック・ワールドの物語は、コスタリカに位置する孤島イスラ・ヌブラルで展開される。
イスラ・ヌブラルに建設されたテーマパークｍジュラシック・ワールドは、遺伝子工学によって復活させられた恐竜たちを展示する施設だ。
ところが、恐竜の人気が低迷し、新たな恐竜を創り出すことで集客を図ることとなる。
こうして生み出されたインドミナス・レックスという恐竜が暴走し、パーク内の人々を脅かす展開となる。
9）The Lion King（ライオン・キング）：16.631億ドル
ライオン・キングは、1994年に公開されたアメリカのアニメーション映画であり、ディズニーによる作品の1つです。
物語は、アフリカのサバンナを舞台に、若きライオンの王子シンバが成長し、自身の王位継承と成長を通じて困難に立ち向かう姿を描いている。
シンバが父であるムファサ王の死後、悪しきスカーという叔父によって追いやられる場面から始まる。
シンバは新たな友達と出会い、自己を見つけながら、サークル・オブ・ライフ（生命の連鎖）に従って成長していく姿が描かれている。
10）The Avengers（アベンジャーズ）：15.205億ドル
アベンジャーズは、マーベル・コミックスのスーパーヒーローチームを題材にした映画シリーズであり、MCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）の作品の1つだ。
物語は、個々に活躍するスーパーヒーローたちが、異なるバックグラウンドや能力を持ちながらも、共に協力して世界を守るというテーマで展開される。
- アイアンマン（トニー・スターク）
- キャプテン・アメリカ（スティーブ・ロジャース）
- ハルク（ブルース・バナー）
- ソー、ブラック・ウィドウ（ナターシャ・ロマノフ）
- ホークアイ（クリント・バートン）
上述したヒーローたちが結集し、共同戦線を張る様子を描いている。
日本の映画興行収入ランキングTOP10
世界の映画興行収入ランキングの次に日本の2023年5月時点の興行収入ランキングも紹介しておこう。
- 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編：404.3億円（2020 / 10 / 16公開）
- 千と千尋の神隠し：316.8億円（2001 / 07 / 20公開）
- タイタニック：277.7億円（1997 / 12 / 20公開）
- アナと雪の女王 ディズニー：255.0億円（2014 / 03 / 14公開）
- 君の名は。：251.7億円（2016 / 08 / 26公開）
- ハリー・ポッターと賢者の石：203.0億円（2001 / 12 / 01公開）
- もののけ姫：201.8億円（1997 / 07 / 12公開）
- ONE PIECE FILM RED：197.1億円（2022 / 08 / 06公開）
- ハウルの動く城：196.0億円（2004 / 11 / 20公開）
- 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ！：173.5億円（2003 / 07 / 19公開）
コロナ禍で劇場版「鬼滅の刃」無限列車編が日本の映画興行収入ランキングを塗り替えたという話題を耳にした人も多いだろう。
ただ、世界と比較するとその格差が大きいことも同時に理解できる。
まとめ
日本にいるとどうしても偏った情報が多く入ってくることが多く、映画の興行収入ランキングを見るだけでも、その開きがどれほど大きいのかがわかるだろう。
もちろん、まずは日本から攻略するというスモールスタートを心がけることは定石だし、自分が勝てる場所を見つけることが先決だ。
けれども、やはり夢や目標を大きく持つには、世界の情勢も知っておいて損はないだろう。
【Twitterのフォローをお願いします】
