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2023年5月3日 投稿:swing16o

恥ずかしいと感じるメカニズム

寿則多辱(じゅそくたじょく)
→ 長生きすれば、それだけ恥をかくことも多いということ。

人はなぜ恥ずかしいと感じるのか。

そのメカニズムというか、なぜ恥を感じるのかというと、人間が社会的な生き物であるからだ。

人間は他人との関係を築くために、相手の評価や期待に応えることが必要であり、そのために恥を感じるメカニズムが働くというわけだ。

また、恥を感じることで、社会的な評価や期待に適合するように自己調整することができる。

それから、恥を感じることで自分の行動を振り返り、改善することができるようになる。

そもそも、恥を感じるメカニズムは、進化的にも有用なものとされている。

人間は原始時代から集団生活を送っており、集団のルールや行動規範に従うことで、集団の安定を維持することが必要だった。

そのために、自己調整する能力が重要であり、恥を感じるメカニズムが進化したと考えられている。

総じて言えることは、恥を感じるのは社会的な生き物である人間にとって、自己調整や社会的適応に必要なメカニズムであるということだ。

恥をかくメカニズム

もう少し、恥をかくメカニズムを説明すると下記のとおりだ。

そもそも、恥をかくメカニズムは、社会的な評価や期待に適合しなかった場合に起こる。

人々は自分自身や周りの人々からの評価に敏感であり、自分が期待に応えられなかったり、社会的に受け入れられない行動をとった場合には恥を感じる傾向がある。

そして、恥を感じるメカニズムには、下記のようなものがある。

社会的比較

自分自身を他の人と比較し、自分が劣っていると感じた場合に恥を感じることがある。

社会的期待

社会的な期待に応えられなかった場合に恥を感じることがある。

例えば、仕事で失敗した場合や、家庭での役割を果たせなかった場合などが挙げられる。

自己評価

自分自身の価値観や行動に照らして、自分が期待に応えられなかった場合に恥を感じることがある。

例えば、自分が大切にしている価値観に反する行動をとった場合などが挙げられる。

社会的排除

社会的に受け入れられない行動をとった場合に、周りの人々から排除されたり、非難されたりすることで恥を感じることがある。

このようなメカニズムが働き、人々は社会的な評価や期待に適合しなかった場合に恥を感じるというわけだ。

恥ずかしいと感じたときの傾向

恥ずかしいと感じたときの傾向は、人によって異なるが、一般的には下記のような傾向が見られる。

社会的評価への敏感さ

他人からの評価や批判に対して敏感であるため、自分が恥ずかしい思いをするのではないかと心配することがある。

自己評価の低さ

自己評価が低い人は、自分自身に対して厳しい評価をする傾向がある。

そのため、自分の行動や発言に対して不安を感じやすく、恥ずかしい思いをすることがある。

外見や身体に対するコンプレックス

自分の外見や身体に自信がない場合、他人から見られることや評価されることに対して不安を感じやすく、恥ずかしい思いをすることがある。

新しい環境や人との出会いに対する不安

新しい環境や人との出会いに対して不安を感じる人は、自分自身をアピールすることに対して不安を感じやすく、恥ずかしい思いをすることがある。

ミスや失敗に対する厳しい反応

完璧主義的な人は、ミスや失敗に対して厳しい反応を示す傾向がある。

そのため、自分がミスや失敗をした場合には、恥ずかしい思いをすることがある。

このような傾向が恥ずかしいと感じたときに見られることがあるが、もちろん個人差があり人によって異なるので、恥ずかしいという傾向が見られたときに、どう対応するのかはその人次第だ。

恥ずかしさを軽減する方法

恥ずかしいと感じることは決して悪いことではないが、中には恥ずかしいと思うことを避けたいと思う人もいる。

そんな人たちのために、恥ずかしいと感じることを軽減する方法を紹介していこう。

自己受容力を高める

自己受容力を高めることで、自分自身に対して厳しくなりすぎず、自分の欠点や弱点を受け入れやすくなる。

自己受容力を高めるには、自分自身を認めることや自分自身に寛容であることが大切だ。

肯定的な思考を持つ

肯定的な思考を持つことで、自分自身や周りの人に対してポジティブな見方ができるようになる。

自分自身や周りの人に対して肯定的な言葉をかけることで、自信を持つことができる。

失敗やミスを受け入れる

失敗やミスは誰にでも起こりうることであり、避けることができない。

自分が失敗やミスをしても、それを受け入れ、改善するための学びとして受け止めることが大切だ。

自分の興味や得意分野に集中する

自分の興味や得意分野に集中することで、自分自身の自信や達成感を高めることができる。

自分が得意なことに挑戦することで、自分自身に対する自信を増やすことができる。

自分の限界を超えることにチャレンジする

自分の限界を超えることにチャレンジすることで、自分自身に新しい可能性を見出すことができる。

自分が挑戦してみたいことに積極的に取り組むことで、自分自身に対する自信を高めることができる。

自分に自信を持つ

自信があると、自分に対する不安や恥ずかしさを軽減することができる。

自分に自信を持つためには、自分の長所を認識し、自分自身を受け入れることが大切だ。

失敗やミスを受け入れる

失敗やミスは誰にでも起こり得ることだ。

恥ずかしさを感じるのは、失敗やミスを避けるために自分自身を縛り付けてしまっているからかもしれない。

失敗やミスを受け入れ、それを成長の機会として捉えることが大切だ。

身体的なリラックス法を使う

恥ずかしさを感じると、身体的に緊張してしまうものだ。

身体的なリラックス法を使うことで、緊張を和らげることができる。

深呼吸やヨガなどのリラックス法を試してみるといいだろう。

自分を笑い飛ばす

自分を笑い飛ばすことで、恥ずかしい出来事を軽減することができる。

自分にとって恥ずかしい出来事を笑い話にして、周りの人と共有することで、気持ちを軽くすることができる。

無理をしない

自分に合わない状況に無理に自分を追い込むことは避けた方がいい。

自分に合った環境や人と交流することで、恥ずかしさを軽減することができる。

このような方法を試してみることで、恥ずかしいと感じないようにすることができる経験がある。

ただし、完全に恥ずかしいと感じないことはできないため、失敗やミスをしても自分自身を受け入れ、前向きに捉えることが大切だ。

恥を使った慣用句と恥ずかしさを覚えている期間

恥という言葉を使った慣用句といえば、旅の恥はかき捨てというのが咄嗟に思いつく。

旅先では知り合いがいないので、恥をかいたところでその場限りですむ。

また、旅の解放感も加わって、普段なら自制する恥さらしな行為も気が咎めないという意味だ。

この言葉が印象的なのは、まさにそのとおりで、エイヤの精神があることが清々しいからである。

というのも、そもそも恥をかくということに対して、人はどれくらい覚えているものなのだろうか。

もちろん、恥を感じる経験は、人によって異なるため、恥を覚える期間も個人差がある。

一般的には、恥を感じた出来事や行動は長期間にわたって記憶に残り、再び同じような状況に陥った場合には、再度恥を感じることがあるといわれている。

そして、恥を感じる経験が長期間にわたって記憶に残る理由としては、恥を感じた出来事が深く印象に残り、それに対する自己評価や社会的評価が高いからだ。

それから、恥を感じた出来事が自己概念に関わるものである場合には、特に長期間にわたって記憶に残る。

ただし、恥を感じた出来事が時間が経つにつれて薄れ、新しい経験や出来事によって記憶から消えることもある。

さらに、恥を感じた経験を乗り越え、自己評価や自己受容力が向上すると、その出来事に対する感情的な反応も軽減されることがある。

総じて言えることは、恥を感じる経験は長期間にわたって記憶に残り、同じような状況に陥った場合には再び恥を感じることがあるということだ。

まとめ

とまあ、恥ずかしさという感情のメカニズムについて書いてきたが、私は恥ずかしいと感じることはほとんどないかもしれない。

というのも、全てを覆してしまうかもしれないが、誰もそんなに1人のことに注目などしていないからである。

瞬間では恥ずかしいという想いをする可能性はあるが、そこまで持続することはない。

つまり、勝手に恥ずかしかった経験を覚えているだけで、誰も気にしてなどいないということだ。

というか、誰もあなたになど注目していないという事実を知れば、恥ずかしさという感情を遠ざけることができる。

恥ずかしいと想うことをゼロにすることはできなくても、切り替えることは誰にでも簡単にできるということも知っておくといいだろう。

 

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植田 振一郎 Twitter

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