縦横無尽(じゅうおうむじん)
→ 自由自在、思う存分のたとえ。
自由になるために人々は戦ってきた歴史がある。
3人いれば派閥ができるとはよくいったもので、人間は所詮そんなものなのかもしれない。
ということで、歴史はくり返すではないが、自由を求めて起きた戦いの歴史を列挙していこう。
自由を求めて起きた戦いの歴史
アメリカ独立戦争:1775年〜1783年
アメリカ独立戦争は、アメリカ植民地がイギリスからの独立を宣言した後、起こった戦争だ。
アメリカ植民地は、イギリスによる植民地支配に対して、自由と独立を求めていた。
アメリカ植民地の指導者たちは、フランスとの協力を得て、イギリス軍に対して戦った。
最終的には、1783年にアメリカ合衆国が独立を宣言し、独立が認められた。
フランス革命:1789年〜1799年
フランス革命は、フランスで起きた政治的・社会的・経済的な変革を求める革命だ。
人民の自由を求め、身分制度の廃止や権利章典の制定を目指し、激しい闘争が行われた。
革命は最終的に、絶対王政を廃止し、共和政を樹立した。
ハイチ革命:1791年〜1804年
ハイチ革命は、フランス領サンドマンで起こった奴隷反乱で、自由を求めて戦った歴史的な戦いだ。
奴隷たちは、フランス革命の影響を受け、自由と平等を求めて戦った。
最終的には、1804年にハイチが世界で最初の黒人共和国として独立を果たした。
ラテンアメリカ独立戦争:1810年〜1825年
ラテンアメリカ独立戦争は、スペインに支配されていたラテンアメリカ諸国が、スペインの支配からの独立を求めて起こした一連の戦争だ。
独立を求める人々は、スペインの植民地政策に反発し、自由と独立を勝ち取るために戦った。
この戦いによって、ラテンアメリカの多くの国が独立を勝ち取り、自由と独立を手に入れた。
インド独立運動:1857年〜1947年
インド独立運動は、イギリスの植民地支配に対して、インド人が自由を求めて戦った歴史的な運動だ。
ガンディーを始めとする指導者たちは、非暴力的な抵抗を行い、イギリスに対して独立を求めた。
最終的には、1947年にインドとパキスタンが独立を宣言し、イギリスからの植民地支配が終わった。
アメリカ南北戦争:1861年〜1865年
アメリカ南北戦争は、南北アメリカ合衆国の分裂をめぐる戦争で、奴隷制度廃止を求める北部と、奴隷制度維持を主張する南部との間で争われた。
この戦争は、南部の敗北により、奴隷制度が廃止され、アメリカの自由と平等が一層確立された。
ナチス・ドイツに対する反ファシスト戦争:1939年〜1945年
第二次世界大戦中に行われた、ナチス・ドイツに対する反ファシスト戦争は、自由を守るための戦いだった。
ナチス・ドイツは、ユダヤ人やロマ、LGBTQ+の人々を迫害し、人権を踏みにじっていた。
連合国側は、自由を守るために戦い、ナチス・ドイツを打ち破った。
ポーランド蜂起:1944年
ポーランド蜂起は、第二次世界大戦中に起きた反乱であり、ナチス・ドイツに対する戦いだ。
ポーランドの地下組織であるポーランド抵抗運動は、ワルシャワでドイツ軍に対して蜂起した。
ところが、ナチスは大規模な攻勢を仕掛け、2ヶ月間の激しい戦いの末にポーランド蜂起は失敗した。
この戦いで、ポーランド人民は自由を求め、多くの犠牲を払うことになった。
南アフリカ反アパルトヘイト運動:1948年〜1994年
南アフリカ反アパルトヘイト運動は、南アフリカ共和国の人種隔離政策に対する闘いだ。
アパルトヘイト政策は、黒人をはじめとする有色人種を政治的・社会的に差別し、多くの人々を貧困に追い込んだ。
この運動は、ネルソン・マンデラをはじめとする反アパルトヘイト勢力が中心となり、抗議活動や暴動を展開した。
1994年にマンデラが初めての黒人大統領として選ばれ、アパルトヘイト政策は廃止された。
チベット問題:1950年〜現在
チベット問題は、チベットが中国の支配下に入ったことに対する独立運動だ。
中国の支配は、チベットの文化や宗教を抑圧し、人権侵害をもたらしている。
独立運動は非暴力的な手段を取っており、現在もチベット亡命政府が存在し、独立を求めて活動を続けている。
ベトナム戦争:1955年〜1975年
ベトナム戦争は、ベトナムがフランスの植民地支配からの独立を求め、米ソ冷戦下でアメリカ合衆国との戦争に発展した歴史的な戦争だ。
ベトナム人は、自由と独立を求め、ゲリラ戦を展開した。
最終的にベトナムは、北ベトナムと南ベトナムの統一を果たし、独立を勝ち取った。
ハンガリー蜂起:1956年
ハンガリー蜂起は、ソビエト連邦に対する反乱であり、自由を求める戦いだ。
ハンガリー国民は、ソ連の支配に反発し、政治的自由や民主主義の尊重を求めた。
この蜂起は、長期化するストライキやデモから始まり、武装蜂起に発展した。
ところが、ソ連が武力介入を行い、蜂起は鎮圧された。
この戦いは、ハンガリーの自由闘争の象徴となった。
ナミビア独立戦争:1966年〜1990年
ナミビア独立戦争は、南アフリカ共和国の支配下にあったナミビアの独立を求める戦争だ。
南アフリカの支配は、ナミビアの政治的自立や人権を著しく制限していた。
独立運動は、SWAPO(南西アフリカ人民機構)によって主導され、南アフリカとの戦闘を通じて独立を勝ち取った。
ナイジェリア内戦:1967年〜1970年
ナイジェリア内戦は、ナイジェリアの東部地域が独立を求めて起きた戦争だ。
東部地域はビアフラ共和国を宣言し、ナイジェリア政府と戦闘を繰り広げた。
この戦争は、国内の民族間の緊張や政治的対立が要因となっていた。
最終的には、ビアフラ共和国が降伏し、ナイジェリアの統一が確立された。
東ティモール独立運動:1975年〜2002年
東ティモール独立運動は、インドネシアの支配下にあった東ティモールの独立を求める運動だ。
インドネシアの支配は、東ティモールの人権侵害や民族文化の破壊を引き起こしていた。
独立運動は、非暴力的な手段を取りつつ、武力闘争も展開した。
最終的には、国際社会の圧力や独立運動の勝利により、東ティモールは2002年に独立を勝ち取った。
イラン革命:1978年〜1979年
イラン革命は、イランの君主制に対する反乱であり、イラン・イスラム共和国を誕生させた。
イランの国民は、シャー・モハンマド・レザー・パフラヴィーの政治的圧力や権威主義に反発し、暴動を起こした。
反政府勢力のリーダーであるアーヤトッラー・ホメイニは、イスラム共和国の樹立を呼びかけ、この運動によって王制は崩壊した。
ビルマ民主化運動:1988年〜現在
ビルマ民主化運動は、ビルマ(現在のミャンマー)の民主化を求める運動だ。
軍事政権による支配は、人権侵害や民族間の緊張を引き起こし、国内外から非難を浴びている。
この運動は、非暴力抵抗や国際社会の支援を受けながらも、未だに運動が続いている。
マルコスの反乱:1994年〜現在
マルコスの反乱は、メキシコの南部で起きた、自由と民主化を求める運動だ。
反乱は、先住民族や農民らによって展開され、権力の腐敗や人権侵害に対する抵抗を訴えている。
現在も続く反乱は、政府軍との戦闘が続き、メキシコの政治的・社会的な問題を浮き彫りにしている。
アラブの春:2010〜2012年
アラブの春は、中東や北アフリカで起きた、民主化・自由化を求める運動だ。
アラブ諸国では、独裁政権による権力の乱用や人権侵害が続いていた。
アラブの春は、革命やデモ、抗議行動などが行われ、エジプト、リビア、チュニジア、シリアなどの国々で政権が転覆した。
まとめ
日本は本当に平和な国だ。
といっても、80年も経たない前には日本も戦争をしていたわけで、世界に目を向けると未だに多くの地域で紛争が起きている。
広島という地は世界でも稀有な都市で、原子爆弾が落とされた都市だ。
そんな場所だからこそ、見ることのできる原爆資料館というものがある。
自由を勝ち取るために戦うということが正義なのかは別として、戦いが起きるということはいずれもが正義を掲げているということはしっかりと覚えておきたい。
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