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2023年3月20日 投稿:swing16o

ほとんどの人が知らない世界の昔話

十中八九(じっちゅうはっく)
→ おおかた、ほとんど。

おおかたとかほとんどという枕詞がつくと、知っているというニュアンスで続くイメージがある。

ということで、あえて大方の人が、ほとんどの人が知らないというテーマで世界中の昔話を集めてみた。

ほとんどの人が知らない世界の昔話

ということで、世界の昔話というか伝承を10ほどランダムに紹介していこう。

アルジェの鳥

アルジェの鳥は、アルジェリアの伝承で、人語を話すといわれる鳥の話だ。

伝承によれば、ある日、若者が森の中で歩いていたところ、不思議な鳥に出会う。

その鳥は人語を話し、若者に彼女が住むところについて語った。

若者はその場所に行くことを決め、鳥を追って進む。

その先には美しい庭園があり、そこには美しい女性が住んでいた。

若者は彼女に一目惚れし、2人は恋に落ちる。

ところが、若者が家に帰ると彼女の父親に出会う。

父親は若者を過酷な試練にかけ、彼がそれを乗り越えた後、彼女を娶らせた。

アルジェの鳥は、美しい庭園と神秘的な鳥を通じて、恋と試練についての物語として知られている。

また、人語を話す鳥が登場するという、ファンタジー要素も含まれている。

ホグノス・ワイルドマン

ホグノス・ワイルドマンとは、イギリスのウェールズ地方に伝わる伝承上の生物で、森や山などに生息するとされる野生人間のことだ。

伝承によれば、ホグノス・ワイルドマンは、人間に近い姿をしているが、身体は毛深く、爪や歯が鋭く、野生的であるという。

また、この生物は非常に素早く動き、人々を驚かせたり、脅かしたりすることがあるとされている。

一方で、ホグノス・ワイルドマンに対する信仰や崇拝も存在し、彼らを神聖視する人々もいた。

この伝承は、中世ヨーロッパに広く見られる、野生の存在や異形の存在についての民間伝承に根ざしている。

それから、現代でも、ホグノス・ワイルドマンが目撃されたという話がたまに報告されることがあるが、科学的な証拠はないため、未確認生物だという位置づけだ。

クジャタ

クジャタとは、中央アジアのトルキスタン地方に伝わる伝承上の生物で、大きな亀のような姿をしている。

伝承によれば、クジャタは、地球上で最も古い生き物の1つであり、その殻の模様から、星座や銀河系を読み取ることができるという。

また、クジャタは、智慧と長寿を象徴する存在であり、その殻の上に乗ることで、人々は幸運と長寿を得ることができると信じられている。

クジャタの伝承は、中央アジアの文化に深く根ざしており、多くの民話や詩、音楽に登場することがある。

それから、クジャタの模様をモチーフにした芸術作品も多く制作されている。

近年では、クジャタは、環境保護運動や持続可能性に関する運動のシンボルとして、注目を集めている。

アルシャヴィンと猫

アルシャヴィンと猫という伝承は、ロシアの民話や詩に登場する人物、アルシャヴィンと猫の物語だ。

伝承によれば、アルシャヴィンは、非常に富裕な商人であり、ある日、町で見つけた小さな猫を自分の家に連れて帰る。

アルシャヴィンは、猫を非常に可愛がり、彼女を家族の一員として扱った。

ある日、猫はアルシャヴィンに、とある目的を達成するために、自分が助けになると説得する。

アルシャヴィンは猫の話を信じ、猫に従って行動することで、彼女は自分たちを危険から救い出した。

この物語は、アルシャヴィンと猫の強い絆、そして誠実で思いやりのある心が、どんな状況でも生き残ることができることを教えてくれている。

アルシャヴィンと猫また、この伝承は、ロシアの文学や芸術作品に多く登場し、多くの国民的な劇や映画の題材としても使用されている。

ヤミ・バカシ

ヤミ・バカシは、ベナン、ナイジェリア、トーゴ、ガーナなど西アフリカ諸国で語られる伝承だ。

この伝承は、ヤミ・バカシという邪悪な存在が、夜中に人々の家に忍び込んで、子供たちを拉致するというものだ。

ヤミ・バカシは、子供たちを次々とさらっていき、彼らを養分にしているとされている。

この伝承には、夜中に外出することが危険であること、そして子供たちを見守ることが大切であることが示唆されている。

また、この伝承は、子供たちを守るために、両親が常に子供たちと一緒にいることが必要であることを教えている。

一方で、この伝承は、現代においては子供たちが実際に誘拐される事件が起こっていることもあり、このような事件に対して警戒心を持ち、子供たちを守ることの重要性を訴える役割も果たしている。

マケドニアの白い女王

マケドニアの白い女王は、マケドニアの伝説の女王で、古代マケドニア王国の時代から伝承されている。

伝承によれば、白い女王は、美しく高貴な女性で、彼女が支配するマケドニア王国は平和で繁栄していたとされている。

しかし、ある日、彼女は突然姿を消し、その後は一切の消息が分からなくなってしまった。

その後、マケドニアの人々は、白い女王が死後に天国に昇ったと信じるようになった。

伝承によれば、白い女王が天国に昇る際には、空から白い鳩が降りてきて、彼女を乗せていったとされている。

白い女王の伝承は、マケドニアの文化や歴史に深く根ざしており、マケドニアの国民的なシンボルとして扱われている。

また、この伝承は、美しさと高潔さを持った女性のイメージを象徴するものとして、多くの作家や詩人によって描かれ、マケドニアの文学や芸術に大きな影響を与えている。

サタンと3人の青年

サタンと3人の青年は、中東やイスラム圏で伝承されている話で、聖書の三人の若者の物語に基づいている。

この伝承によると、ある時、サタンは3人の青年に出会い、自分が神よりも優れていると主張した。

青年たちは、サタンの言葉に対して反論し、神を信じることを強く宣言した。

すると、サタンは3人の青年を試すために、彼らを火の中に投げ込もうとした。

しかし、青年たちは神を信じていたため、火の中でも奇跡的に無傷で生き残った。

この出来事を通じて、青年たちは自分たちが神の愛と力によって守られていることを確信し、信仰心を深めたとされている。

また、この伝承は、信仰の強さや、神の力によって試練を乗り越えることの重要性を示している。

青年たちが団結して信仰を守ったことも、伝承に含まれる重要な要素の1つで、イスラム教の教えの中で重要な位置を占めており、多くの人々に愛されている。

魚の乗ったカボチャ

魚の乗ったカボチャという伝承は、日本や韓国、中国、ベトナムなど東アジアの文化圏で伝承されている。

伝承のバリエーションは多岐にわたるが、一般的には次のような話が語られている。

ある日、漁師が川や海で釣りをしていると、大きなカボチャが流れてきた。

カボチャを拾い上げると、その中には一匹の魚が乗っていた。

漁師は、魚を返してやりたいと思ったが、魚が自分に「このまま私を放っておいてください。いつかあなたに報いを返しますから」と語りかけてきたため、漁師は魚を放してやることにした。

しばらくして、漁師が帰宅すると、家族がとても驚いた様子で彼を迎えた。

理由を尋ねると、カボチャの中から出てきた魚が実は龍神様であり、漁師が彼を放してやったことが龍神様の怒りを買ったため、家が洪水になってしまうのではないかと心配していたのだ。

漁師は、龍神様の怒りを鎮めるために神社に行き、お参りをした。

すると、龍神様が現れて、漁師に対して恩返しをすることを約束した。

そして、数日後には、漁師が海で大漁をし、家族と共に幸せに暮らすことができるようになったという伝承だ。

この伝承は、人と自然の共存や、善意を持って行動することが報いを生むという教訓が込められている。

また、自然を大切にし、感謝する心を持つことが大切であるというメッセージも含まれている。

黒鷲の伝説

黒鷲の伝承には、世界中に様々なものがあるが、特に有名なものとしては、古代ローマの伝説がある。

古代ローマの建国神話によると、ローマを建国した兄弟ロムルスとレムスが、建国地点を決めるために争いを起こした。

その結果、ロムルスがレムスを殺してしまい、自らがローマの建国者となった。

そして、新たな都市を建設するために、神々の指示に従い、黒い翼を持つ黒鷲が飛ぶ丘を探した。

最終的に、黒鷲が止まった丘が、後にローマの最高峰となるパラティヌスの丘であったとされている。

そのため、黒鷲はローマ帝国の象徴として広く認知され、ローマ軍団の旗印や皇帝の紋章としても使用された。

また、中世ヨーロッパでも、黒鷲は多くの伝説や物語に登場する。

例えば、ドイツの国章にも黒鷲が使われており、神話や伝説によると、聖なる鳥として崇められていた。

さらに、中世ヨーロッパでは、黒鷲はキリスト教の象徴としても使用され、聖なる力を持つ生き物とされていた。

フクロウの帝国

フクロウの帝国は、中央アメリカに古代王国が存在したという伝説的な物語だ。

この伝承は、マヤ文明の神話や伝説に関するものであり、それに関連するさまざまな建築物やアート作品が残っている。

フクロウの帝国は、現在のメキシコやグアテマラ、ベリーズなどの地域に存在したとされている。

伝承によれば、この帝国は神々によって統治されていた。

神々は、フクロウに似た頭部を持つ人間のような姿で描かれていた。

フクロウの帝国の首都は、テオティワカンと呼ばれる場所にあったとされている。

この場所には、ピラミッドや神殿、広場などの建築物があり、現在でもその遺跡が残っている。

伝承によれば、フクロウの帝国は、金、銀、宝石などの豊かな資源を持っていたため、周辺の国々からも注目されていたとされている。

しかし、何らかの理由によって、この帝国が滅んだとされている。

現在、その理由ははっきりとはわかっていないが、天変地異や戦争などが原因である可能性がある。

まとめ

他にも昔話というか伝承は世界中に無数に散りばめられている。

  • ハワイのペレとヒイアカ:ハワイの伝承
  • カルナタカのゴーリヴ:インドの伝承
  • オーストラリアの夢の時代:オーストラリアの伝承
  • 魔女アバラキスの秘密: ペルシャの伝承
  • タゴロ・カトロン:フィリピンの伝承
  • ガムラン・キンタマニ:バリ島の伝承
  • ドラム・フィオナ:アイルランドの伝承
  • 黒い天使:ドイツの伝承
  • マロッコの騎士:モロッコの伝承
  • ネブライのブラックホール:スペインの伝承

今回紹介した伝承の評判が良ければ、このあたりの伝承についても紹介していこう。

 

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植田 振一郎 Twitter

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