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2023年2月16日 投稿:swing16o

物事の筋道を立てるために必要なスキル

思索生知(しさくせいち)
→ 物事の筋道を立てて、よく考えることで知恵が生まれてくるということ。

なぜ、そんな風に先のことが見えるのかということをここ最近で3回ほど別の人から聞かれることがあった。

自慢したいわけでも己の力を誇示したいわけでもないが、そういう会話になることがしばしばある。

ただ、私にとっては普通のことであってなにも特別なことではないので、そういった質問があること自体が不思議な感覚なのだ。

ではなぜ、そんな質問が出てくるのかを考えたときに、1つの結論を出した。

それは、なにも考えて生きていない人が多いからだ。

物事の筋道を立てるために俯瞰で捉えること

思索生知という四字熟語の意味のとおりで、物事の筋道を立てて、よく考えることで知恵が生まれてくるということを理解していない人が溢れている。

個人的には、よく考える必要もなく、なんとなくでもいいから考えるだけで大局が見えることなどザラにあるように思うのだが、それすらしない人が圧倒的に多い。

まあ、だから少しでも考える人が高みに行けるというロジックが成り立つのだが、やはり少しでも高みを目指した方が充実した日々が送れると確信している。

くり返しになるが、なにも私が夢や目標を持って邁進していてスゴいというようなチープな主張をしているわけではない。

あまりにもなにも考えずに時間を無駄に過ごしている人が多いことを嘆いているのである。

そんな人が少しでも考えて行動を起こせば、充実できるのにという簡単なことが理解できていないことを憂いているのである。

少し考えればわかることを今すぐに実行する、ただただそれを継続するだけで知恵が生まれて積み上げられていく。

知恵を圧倒的に増やしていくためには、物事の筋道を立てる必要がある。

物事の筋道を立てていくには、俯瞰で捉えることが重要になる。

まさにこのロジックで、これの継続だ。

過去の私に強烈なインパクトを与えた言葉

人間は考える葦である

聞いたことがある人も多いと思うが、フランスの哲学者パスカルの言葉だ。

その意味を改めて解説するならば、葦というのは水辺に育つ、弱く細い草のような植物のことだ。

パスカルは著書の中で、人間は自然の中では葦のように弱い存在である。

ただし、人間は頭を使って考えることができる。

考えることこそ人間に与えられた偉大な力であるということを述べており、そこから来ている言葉だ。

正直、パスカルという人がどこの国の人なのか、どんな顔をしているのかすら知らないが、この言葉は強烈に残っている。

そして、フランス人だということはこれを日本語に翻訳した人がいるわけだ。

端的に、人間は考える葦であるとしたあたりが秀逸だ。

まず、葦ってなぁに?となるし、知ると葦とはとても弱々しいものだということがわかる。

そこに考えるという武器が備わって、初めて人間は強くなれるということだということが、幼いころの植田 振一郎くんには強烈に刺さった記憶がある。

つまり、考えることができるのは人間の特権だ。

誰にでも平等に与えられた、その特権を使わないとはなにごとかと喝を入れたいというわけである。

引き出しを多く持つことの意識

とまあ、また偉そうに語っているわけだが、そんな私は特別に深い知恵を持っていない。

というのも、私自身を俯瞰で見たときに、ハマるという感覚が他の人よりも浅いことを理解したからだ。

私、植田 振一郎という人間は、興味を持ったことに対しては瞬発的にハマるという特性がある。

けれども、その持続性が著しくない。

つまり、ある程度できるようになったり、知ることができると、次の対象へ興味が移ってしまうのである。

1つのことをずっとやり続けるという忍耐力や集中力のようなものが欠けているのだと思う。

一方で、できるだけはやく吸収しようという意識があるので、習得するまでの速度は平均値を大きく上回ることができる自負がある。

そんな自分自身の特性から、浅く広くどんな物事にも対応できる道を選択した。

となると、引き出しをできるだけ多く持つ必要がある。

考えなければいけない瞬間にいろんな引き出しの中から組み合わせて回答を出すイメージだ。

でも、いちいちその引き出しがどこにあるのか、なにが入っているのかを覚えておくことは非効率だ。

なので、瞬発的に的確に複数の引き出しから知恵や知識を出して瞬時に組み立てることを意識的に始めた。

そして、それがいつの間にか、なにを考えなくてもできるようになったというロジックだ。

自分の特性を見つける時間をつくること

ただし、こんなことが幼少期からできていたわけではない。

むしろ、幼少期や義務教育の期間においては、こんな考え方を持つことはできないというか、逆に働くことが多かった。

もっと集中してやりなさい、1つのことをずっと続けなさい、石の上にも三年だといった教育が色濃くあった時代だ。

そんな環境の中にいると、やはり自分自身を開放させようという思考にはたどり着くことは難しい。

どこでそんな環境から脱却できたのかは定かではないが、広島という狭い地域から外に出たいという考え方が高校生くらいのときに芽生えたことは大きかったように思う。

といっても、そんなにカッコいいものではなく、私の周りにいた友人たちは東京を目指していたというのがあったので、必然的に私も東京を目指したくらいの感覚だ。

東京に行ったからというのが直接的な理由になるかはわからないが、やはり人が少しでも多いところで揉まれることは大切だと思う。

狭いところにいると、どうしても考え方が偏ってしまって、それが当たり前になってしまう。

そんな環境にいると、思考停止してしまうことは否めないし、たちが悪いのは思考停止していることにすら気がついていないという状況に陥ることだ。

そうすると、ただただなにも考えずに日々を過ごすということがデフォルトになってしまうというわけだ。

自分がどういう特性があるのかを見極めるためには、できるだけ多くの人と触れ合って、自分の得意な分野がどこなのか、どこであれば勝てるのかを知る必要がある。

そういう時間をしっかりつくるようにしなければ、いつまで経っても自分を俯瞰で見ることはできないし、結果、自分の特性や価値を見いだすことはできないと思っている。

世の中の考え方大きく変わり始めている

そして、考えることに関しては大きく変化が起きている。

ChatGPTというワードを聞いて、ピンときた人はしっかりと世の中の流れが捉えられている人だろう。

すでに使ったという人もいるだろうが、私も使ってみてかなりの衝撃に驚いている。

これは間違いなく革新的な時代が間もなく訪れるというか、完全にゲームチェンジャーになると確信した。

もちろん、存在は知っていたし注目をしていた人工知能、つまりAIの分野だが、どんな感じで世の中が変わっていくのかが明確に見えた。

それほどまでに、ChatGPTは革新的だ。

インターネットが普及したここ20年くらいだろうか、その生活に慣れてきた人たちの当たり前が、今まさに変わろうとしている。

そこまで深く考えることをしなくてもよくなる時代が来る。

考えること自体をAIに任せることができるし、誰かの考え方を自分の考え方として披露することも朝飯前だ。

それが良いことなのか、悪いことなのかを様々な人が日々議論しているが、そんなことを考えることすら不毛なのである。

まとめ

考えることについて、私の考え方と併せて書いてきたが、いかがだろうか。

OpenAIの生み出したChatGPTやGoogleが発表したBardについては、現在検証しているところも多いので、改めて書くことにするが、考えるという特権の変化は本当に面白い。

テクノロジーとクリエイティブがさらに混合されて、予想できそうな変化もあるだろうが、そういう方向へ拡がっていくのかという予想だにしなかったことも多々起きるだろう。

ChatGPTにこんな質問を投げてみた。

What will happen to the world with the spread of AI?

その回答は、下記のとおりだ。

The impact of AI on the world is complex and depends on various factors, including the rate of technological advancement, ethical considerations, and societal and governmental responses.
While AI has the potential to bring numerous benefits, such as improved efficiency and new solutions to complex problems, it also poses challenges, including potential job displacement and the need to ensure that AI is used in a responsible and ethical manner.
The long-term effects of AI on the world are difficult to predict, but it is clear that AI will continue to shape many aspects of our lives in the coming years.

 

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植田 振一郎 Twitter

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