狡兎三窟(こうとさんくつ)
→ ずる賢いウサギは3つの穴を持っている意から身を守るのが巧いこと、また用心深いことをいう。
四字熟語のほとんどは初めて聞くもので、このウサギを例えた狡兎三窟という言葉も初めて知った。
ずる賢いウサギは自分の逃げ込める穴を3つは準備しているということから来ているらしいが、果たしてこれはずる賢いのだろうか。
私からすると、しっかり準備できていて自分の逃げる場所を的確に準備している、とても優秀なウサギだとしか思えないのだが、その感覚はおかしいのだろうか。
いうなれば現代における、MEO対策といったところだと思うが、いかがだろうか。
今さら聞けないSEOとMEOの違いってなぁに?
さて、MEO対策というワードが出てきて、頭の上に?が出てきた人は要注意だ。
続いてSEOという言葉も出てきているが、こちらのワードについても頭の上に?が出てきた人は、さらに要注意だという警鐘を鳴らしておこう。
いずれも、ITリテラシーに携わるワードなのだが、このワードに人生で一度も接したことがないという人は、相当ITリテラシーが低いと認識した方がいい。
けれども、決して嘆く必要はない。
というのも、今回いずれもワードもしっかり学べるからである。
SEO(エスイーオー)とは?
まず、あなたがなにか調べようと思ったときに、どういう行動を取るだろうか。
スマホ片手にググるという人がほどんどだと思うが、その行動を前提に会話を進めていく。
そして、なんでもいいが、ググったときに上位に表示されるサイトから情報を集めるという人が大半だろう。
ここでまず注意したいのが、ググったときに上位に表示されるもののほとんどは、広告によって表示されているものだ。
最近はスマホとPCで見たときに表示が変わっていることも多いが、上位に表示されるものは掲載したい企業が広告費を払って上位に表示してもらうようにしているというわけだ。
よく見ると「広告」といったワードが入っていることで見分けることができる。
検索したワードによって、4〜5つくらいの広告によるサイトが表示されることもある。
この広告によって表示されたサイトの質が必ずしも悪いとはいわないが、知りたい情報にたどり着けない場合も多い。
つまり、検索した後に広告という表示がついていないサイトから情報を集めた方がタイパがいいということになる。
この広告という表示がついていないサイトとして、できるだけ上位に表示させるように頑張るのが、SEO(エスイーオー)というものだ。
今一度、あなたがググったときの行動を振り返って欲しい。
情報を集めるのにいくつのサイトにアクセスするだろうか。
人にもよるだろうが、一般的には3〜5つだといわれている。
ということは、上位5つまでに入っておかないと、そもそもサイトが見られることすらないというわけだ。
SEOを頑張ることをSEO対策といい、これをオーガニック検索とか自然検索順位などという言葉と紐付けているわけだ。
MEO(エムイーオー)
一方で、MEOとはなんだろうか。
SEOに似た並びなので、似たような概念だと思った方は正解だ。
これはインターネットの歴史からいうと、比較的最近生まれた概念になる。
そもそも、この概念が生まれたのは多くの人がモバイル、つまりスマホを手にするようになったからである。
さて、ここでも自分自身の行動を振り返ってみよう。
友だちとご飯を食べに行く約束をして、お店の情報が送られてきたとする。
当日、その場所にどうやってたどり着くだろうか。
ほとんどの人が、マップアプリを立ち上げて、その場所まで誘導してもらうという行動を取るはずだ。
MEOのMはMap(マップ)のMで、つまり地図検索を頑張りましょうというのが、MEO(エムイーオー)というものだ。
どこでもいいので、試しにスマホで好きなエリアで和食とググってみよう。
そのときにマップの下に表示される飲食店は、MEO対策を頑張っている店舗だと思えばいい。
当然、ここに表示される方が多くの人に見てもらえる確率は高くなるので、飲食店に限らず、実店舗にお客さんを誘導したいという場合には、MEO対策を頑張ろうとなるわけだ。
検索からレコメンドの時代へ
SEOとMEOについて、説明しているサイトはたくさんある。
メリットやデメリット、上位に表示されるために行うべき施策など、興味のある人はそういったサイトから情報を集めてもらえればいい。
私のテーマは小学生にも分かるというところなので、こういった小難しい話は割愛する。
そもそも、SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略称で…といった説明から入るものも多く、こういった入り方に拒絶反応を示す人も多いだろう。
ということで、そういった話は他の人に任せておいて、なぜSEOとMEOを頑張らないといけないのかについて書いていこう。
これも何度も書いてきていることなのだが、時代は検索からレコメンドへと変遷している。
レコメンドという言葉がわかりにくければ、オススメだと理解すればいい。
AmazonなどのECサイトで買い物をしたり、お願いして買い物をしてもらう場面を見たことがある人も多いと思うが、ECサイトで買い物をするときに、こんな表示を見たことがあるだろう。
これを買った人はこんなモノも買っているよというオススメ表示だ。
オススメされたが故に、ついそれも買ってしまったという人も多いはずだ。
このオススメ、つまりレコメンドが主流になっているのは、なにもECサイトを通じてのショッピングの場合だけではない。
今やYouTubeやNetflixといった動画配信サービスを娯楽の一環として毎日見るという人も増えたはずだ。
そんな動画配信サービスにも、オススメ動画が表示されて、ついそれも見てしまったという経験をしたことがある人も多いと思う。
これが、検索からレコメンドの時代へと変遷しているということで、この消費者心理をしっかりと掴まないといけないのが、現代のビジネスにおいては重要なのである。
レコメンドを制するために必要なSEOとMEO
ということで、物事を理解するには歴史を学ぶことが重要になる。
本来であれば、インターネットが生まれたところからしっかりと学ぶ方がいいのだが、あまりにも長くなるので、そのあたりは随時紹介していくとして、今回のおさらいをしておこう。
- なにかを調べるときに検索をする(ググる)ことが当たり前になった
- できるだけ自分たちの発信する情報を見てもらうために頑張ること(SEO)
- スマホから目的地に行くときにマップアプリを起動することが当たり前になった
- できるだけ自分たちの来て欲しい場所に誘導するために頑張ること(MEO)
こういった時代背景を理解しておけば、時代が変遷しても対応に遅れを取らないというわけだ。
つまり、検索からレコメンドの時代へ変遷している過渡期なので、MEOだけを頑張っていてもダメだというわけだ。
少しだけ大人の事情を話せば、いずれもGoogleという会社に依存している部分は大きいので、SEOとMEOの両方を頑張る必要があるのである。
そして、過渡期という言葉に惑わされないようにする姿勢が大事だということも伝えておきたい。
長い目で見ると、いつの時代も過渡期であるということだ。
そうなったときに大切なことが、歴史を学ぶということなのである。
全体像が見えている人は、次になにをすればいいのか、全体像が見えていない人よりも圧倒的に迅速かつ的確に施策が打てるというわけだ。
まとめ
ITという言葉を聞いただけで、難しいとか分からないと決めつけてしまう人が多い。
IoTデバイスの企画、開発、運営を行っている、stak, Inc. という会社のCEOだと語ると、それだけで明らかに拒絶反応を見せる人に多く会ってきた。
ITリテラシーが低い人を相手にすることは、本当に疲れるし、できれば出会いたくないというのが本音でもある。
けれども、最近は少々考え方が変わってきている。
そういった人たちがなぜ多くいるのか、その原因について言及し改善するためには、どうすればいいのかを考えるようになった。
結論、私が誰よりも簡単に説明できればいいというところに行き着いた。
確かに、私自身も興味のないことについては全く頭に入ってこないし、教える側の人で最悪なのは、分からないことをもっと分からなく説明する人だ。
ということで、どんなテーマでも、できるだけわかりやすく説明しようと思うので、話をして欲しいというテーマがあれば、なんなりとDMを送っていただきたい。
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