広大無辺(こうだいむへん)
→ 限りなく広くて大きいこと。
ご存知のとおり日本は島国で、そんなに大きな国ではない。
そんな日本の国土面積は377,975km²なのだが、世界には190余りの国があるとされている中、どれくらいに位置するのか、パッといえるだろうか。
ということで、国土面積の大きい国と小さい国のランキングを紹介しよう。
国土面積の大きい国ランキング
まずは、国土面積の大きい国から紹介していこう。
- ロシア:17,098,246km²
- カナダ:9,984,670km²
- アメリカ合衆国:9,833,517km²
- 中国:9,601,140km²
- ブラジル:8,515,767km²
- オーストラリア:7,692,024km²
- インド:3,287,263km²
- アルゼンチン:2,780,400km²
- カザフスタン:2,724,902km²
- アルジェリア:2,381,741km²
- コンゴ民主共和国:2,344,858km²
- サウジアラビア:2,206,714km²
- メキシコ:1,964,375km²
- インドネシア:1,910,931km²
- スーダン:1,846,972km²
- リビア:1,676,198km²
- イラン:1,628,777km²
- モンゴル:1,564,116km²
- ペルー:1,285,216km²
- チャド:1,284,000km²
- ニジェール:1,267,000km²
- アンゴラ:1,246,700km²
- マリ:1,240,192km²
- 南アフリカ共和国:1,221,037km²
- コロンビア:1,141,748km²
- エチオピア:1,104,300km²
- ボリビア:1,098,581km²
- モーリタニア:1,030,700km²
- エジプト:1,002,000km²
- タンザニア:947,303km²
- ベネズエラ:929,690km²
- ナイジェリア:923,768km²
- ナミビア:824,116km²
- モザンビーク:799,380km²
- パキスタン:796,095km²
- トルコ:783,562km²
- チリ:756,102km²
- ザンビア:752,612km²
- ミャンマー:676,577km²
- 南スーダン:658,841km²
- アフガニスタン:652,864km²
- フランス:640,641km²
- ソマリア:637,657km²
- 中央アフリカ:622,984km²
- ウクライナ:603,500km²
- ケニア:591,958km²
- マダガスカル:587,041km²
- ボツワナ:582,000km²
- イエメン:527,968km²
- タイ:513,140km²
世界で最も面積が大きい国はロシアで、その面積は世界の約13%を占めている。
上述したとおり、2位のカナダと比較しても、その差は歴然だ。
ロシアの面積がこれほど広大な理由は歴史を紐解いていくと明らかになる。
簡単に説明すると、元々、ロシアはヨーロッパの他の国々と同じように誕生したのだが、その後、東部に向けて開拓を進めていった。
寒さ厳しいシベリアや極東の地に住んでいた人はそれほど多くはなかったのだが、ロシアの開拓が順調に進んだ結果、面積の巨大化に繋がったというわけだ。
ちなみに、上位5ヶ国の国土面積で世界の陸地全体の約40%を占めるので、参考までに覚えておくといいだろう。
国土面積の小さい国ランキング
反対に国土の小さい国は下記のとおりだ。
- バチカン市国:0.44km²
- モナコ:2km²
- ナウル:21km²
- ツバル:26km²
- サンマリノ:61km²
- リヒテンシュタイン:160km²
- マーシャル諸島:181km²
- クック諸島:236km²
- ニウエ:260km²
- セントクリストファー・ネービス:261km²
- モルディブ:300km²
- マルタ:315km²
- グレナダ:345km²
- セントビンセント・グレナディーン諸島:389km²
- バルバドス:431km²
- アンティグア・バーブーダ:442km²
- セーシェル:457km²
- パラオ:459km²
- アンドラ:468km²
- セントルシア:539km²
- ミクロネシア連邦:702km²
- シンガポール:725km²
- キリバス:726km²
- トンガ:747km²
- ドミニカ:750km²
- バーレーン:778km²
- サントメ・プリンシペ:964km²
- モーリシャス:1,979km²
- コモロ:2,235km²
- ルクセンブルク:2,586km²
- サモア:2,842km²
- カーボベルデ:4,033km²
- トリニダード・トバゴ:5,127km²
- ブルネイ:5,765km²
- キプロス:9,251km²
- レバノン:10,452km²
- コソボ:10,905km²
- ジャマイカ:10,991km²
- ガンビア:11,295km²
- カタール:11,627km²
- バヌアツ:12,189km²
- モンテネグロ:13,812km²
- バハマ:13,940km²
- 東ティモール:14,919km²
- エスワティニ:17,363km²
- クウェート:17,818km²
- フィジー:18,272km²
- スロベニア:20,273km²
- エルサルバドル:21,041km²
- イスラエル:22,072km²
世界で最も面積が小さい国は、バチカン市国である。
社会の授業でなんとなく聞いたことがあって覚えているという人も多いと思うが、その面積は0.44km²ほどしかない。
ちなみに、日本の皇居の面積は、約1.15km²なので、バチカン市国は国でありながらも、皇居の半分にも満たない面積しかないということがわかる。
世界で最も面積の大きい国であるロシアの面積と比較すると、ロシアはバチカン市国の約3,880万倍にもなる。
そんなバチカン市国は、長い歴史の中でカトリック教会の本拠地として発展してきた。
ところが、領土を拡げたり奪われたりする中でイタリア王国との国交が断絶してしまう。
状況が変わったのは1929年のことで、ラテラノ条約の締結が転機となった。
ラテラノ条約において、バチカンはかつての法王領土の放棄を認めたのである。
これによって、ようやくイタリアはバチカン市国を独立した主権国家として承認したというわけだ。
バチカン市国は広大な領土と引き換えに、独立国家としての地位を獲得したという歴史的な背景がある。
日本の国土面積
すでにお気づきだと思うが、国土面積の大きい国ランキングTOP50、国土面積の小さい国ランキングTOP50のいずれにも、日本は入っていない。
ご存知のとおり、日本の領土は、北海道、本州、四国、九州とその周辺の小さな島々で構成されている。
そして、上述したが、総面積は約377,975km²だ。
これは、国土面積の大きい国ランキングで見ると、その順位は61位となる。
一方で、国土面積の小さい国ランキングで見ると、その順位は137位となる。
こうやって考えると、日本は小さな島国というイメージがあるが、意外と大きい方に入っていることがわかる。
また、日本列島で最も大きい島である本州の面積は約228,000km²で、世界中に様々な島があるが、本州の面積の大きさは第7位となっている。
ちなみに、日本と同じぐらいの国土面積の国としては、ドイツがよく挙げられるが、その国土面積は357,582km²だ。
それから、ジンバブエも390,757km²と比較的、日本の国土面積と大きさが近い。
まとめ
私は20代最後のキャリアを中国の上海で過ごした。
2年と少しの期間、上海を中心に中国での生活を楽しんでいたのだが、国土の広さという意味で思い出したことがあるので、最後にその話をしておこう。
それは、お世話になっていた先輩方によくゴルフに連れて行ってもらっていたことだ。
600ヤードを超えるパー5のホールがあるゴルフ場も多く、総ヤード数が7,000を超えるゴルフ場も多くあった。
ゴルフをやる人ならわかると思うが、600ヤードを超えるホールはなかなかない。
余談だが、世界一長いホールは実は日本の栃木県にある、皐月ゴルフ倶楽部佐野コースだ。
レギュラーティーから914ヤードで、なんとパー7となっている。
ということで、島国でも長距離のゴルフ場はつくれるということも、雑学で覚えておくといいかもしれない。
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