影駭響震(えいがいきょうしん)
→ 影や音など、ちょっとしたものに驚くこと。
影や音など、ちょっとしたものに驚くことと聞いて、すぐに思い出した企業がある。
本当にいいチームで活動しているクリエーター集団で、多くのイベントを手がけていることで知っている人も多いだろう。
もちろん、そのイメージでいいのだが、他にも大手企業のアプリ開発やサイト制作をしたりといわゆるIT企業だ。
クリエイティブなことをボーダレスでやっている憧れの企業の1つである。
テクノロジーを根幹から支えているエンジニアが優秀で生き生きしているのが伝わってくるのもいいが、それ以上にグローバルに人を感動させていることが素晴らしい。
私もいくつかチームラボの作品を見に行ったことがあるが、小さな子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまでを笑顔にさせている姿がとにかく印象的だった。
テクノロジーを使って、人を笑顔にさせたいという気持ちは私も変わらない。
世の中に、〇〇テックという言葉がたくさん出てきていることを歓迎する意味でもまとめてみようと思う。
今さら聞けない〇〇Tech(テック)一覧
ここ数年、AgriTech(アグリテック)やFinTech(フィンテック)といった言葉を聞いたことがある人も多いだろう。
この〇〇Techとは、ある業界がテクノロジーを活用することで生み出した、新しい価値や仕組みの総称である。
もっと簡単にいうと、〇〇業界に最新のIT技術を導入することである。
Techはtechnologyの略で、X-Tech(クロステック)と〇〇Techはイコールの概念だと覚えておくといい。
ということで、X-Tech(クロステック = 〇〇Tech)をザッと挙げていこう。
AdTech(アドテック)
Adは、Advertising(広告)を意味して、アドテクノロジーなどとも呼ばれている。
インターネット広告に関する技術を指す言葉で、広告の配信やターゲティング、効果の測定、ユーザーの行動追跡などの技術を加えていくことで、広告効率を上げていくことを目的としている。
AgriTech(アグリテック)
Agriは、Agriculture(農業)を意味していて、農業の抱えている課題をテクノロジーを用いて解決していこうという取り組みである。
具体的には、ドローンを使っての農薬散布や植林といった農業の効率化や、熟練農家の知識やノウハウの保存など、AIを用いて行っている。
BOTech(ビーオーテック)
BOとは、Back Office(バックオフィス)の略語で、経理、総務、庶務といった、営業やマーケティングなどの部門を後方から支援する管理部門の効率を上げるための取り組みを指す。
反復的な事務作業などを一元管理することにより、工数を減らして業務効率を上げることが可能になっている。
CleanTech(クリーンテック)
Cleanというイメージから理解できると思うが、環境問題に関連した用語である。
具体的には、再生不可能な資源をなるべく使わず、廃棄物の発生を抑えるよう開発された製品やサービス、プロセスを指しており、今後大きく期待される分野である。
EdTech(エドテック)
Edは、Education(教育)を表していて、教育領域にテクノロジーを導入することにより、イノベーションをもたらそうとする取り組みを指す。
ようやく日本でもパソコンやタブレットを使ってオンライン授業が始まっており、教育の場に変革が起きようとしている。
今までの日本の教育の根幹にあった平等主義から個別最適化を図るといった取り組みが始まったのである。
この流れが教育格差をなくしたり、無能な教員の負担を減らせると期待されている。
FemTech(フェムテック)
Femとは、Female(女性)のことで、女性に特有の健康問題について、テクノロジーを活用することで解決していこうとする取り組みを指す。
女性の地位向上の意識が強まったこともあり、タブーとされがちだった生理にまつわる問題なども、メディア等でクローズアップされるようになっている。
こういった背景もあり、女性が社会で活躍できるようにサポートすることが今後も期待されている。
FinTech(フィンテック)
Finは、Finance(金融)を意味して、情報技術を導入した金融サービス全般について使われている。
すっかりお馴染みになってきたキャッシュレス決済サービスが代表例である。
今までのショッピングでは、現金のみというやり取りだったのが、QRコード決済で簡単にできるようになり、現金を持たなくなったという人も増えたはずである。
銀行などの金融機関もこのFinTechの波に乗ろうと躍起になっている。
FoodTech(フードテック)
Food(食)とTech(技術)を組み合わせた言葉で、その名のとおり、食とテクノロジーの融合を意味している。
AIやIoTの活用によるスマート農業と、それによる新食品の開発などが、FoodTechビジネスとして注目されている。
例えば、フードシェアリングサービスなどの活用により、食料廃棄の量を減らせる動きがすでに始まっている。
また、世界的な人口増加による食糧問題の解決という点でも、FoodTechへの期待値は高い。
GovTech(ガブテック)
Govは、Government(政府)の意味で、地方自治体などの行政が民間企業のテクノロジーを利用し、業務の効率化を図る取り組みを指す。
税金の電子申告や給付金申請の電子化といったことが始まっており、今後も行政の無駄が削減できることが大いに期待されている。
HealthcareTech(ヘルスケアテック)
ヘルスケアとテクノロジーを組み合わせた言葉で、医療分野にIT技術を取り入れることを目的としている。
高齢者の見守りサービスや健康状態がわかるデバイスが多くリリースされており、今後に期待される伸びしろの大きな分野である。
HomeTech(ホームテック)
住環境へのテクノロジーの導入を目的としており、快適で安全な住まいづくりを目指している。
この分野もまさにstak社の領域であるため、引き続き注目していただきたい。
HRTech(エイチアールテック)
HRは、Human Resource(人的資源)を意味している。
AIやビッグデータ、クラウドなどのテクノロジーを使い、採用、育成、評価といった人事業務の効率化を目指す取り組みをHRTechと呼んでいる。
例えば、クラウド上に保存された動画で採用の選考ができるシステムや、AIによる研修内容の質問の自動配信といったツールが開発されている。
LegalTech(リーガルテック)
Legal(法律)というワードがあることからもわかるように、法務業務へのIT技術の導入を指している。
各種業務の効率化として法務業務も例外ではなく、いろいろと面倒な手間を省くために、契約情報の一元管理などを行うことで、作業を簡略化して業務効率を上げることを目的としている。
MarTech(マーテック)
Marは、Marketing(マーケティング)を表していて、マーケティングにIT技術を導入する取り組みのことを指す。
従来の電話やチラシといった手法から、顧客情報をデータベース化して分析したり、その分析に基づくコンテンツを配信するなどのサービスが提供され始めている。
MedTech(メドテック)
Medは、Medical(医療)を意味しており、IoTや5Gなどのテクノロジーを使い、医療分野に革新を起こそうとする取り組みを指す。
例えば、医療機器などのIoT化、電子カルテ、医療機関へのインターネット予約、ロボットと5G通信によるリモート手術などが挙げられる。
HealthcareTech(ヘルスケアテック)と似ているが、健康管理や病気予防のためのソフトウェアという位置づけでジャンルが異なる。
RETech(リーテック)
REは、Real Estate(不動産)を意味し、AI、IoT、ビッグデータなどのテクノロジーを使い、不動産分野の革新を図ろうとする活動を指している。
不動産業務には非効率的な部分が多いことは周知の事実で、この分野にまさに、stak社も参入しているので、是非注目し続けていただきたい。
RetailTech(リテールテック)
Retailは、小売の意味で、文字通り小売事業にIoTなどのデジタル技術を導入することを指す。
具体的には、Eコマース(ネットショッピング)やPOSシステム(レジの情報管理)といった手法と効率化が挙げられる。
消費者の利便性の向上に繋がったり、消費者の購買動向を分析してマーケティングに活かせるなどのメリットがある。
SalesTech(セールステック)
営業活動にIT技術を導入する取り組みやツールのことを指し、営業活動の効率化や、生産性の向上を図ることを目的としている。
例えば、SFAと呼ばれる営業支援システムがあり、営業部の業務の自動化や情報分析が可能である。
また、CRMと呼ばれる顧客管理システムでは、顧客の情報を一元管理してマーケティングに役立てることができる。
SportsTech(スポーツテック)
その名のとおり、スポーツに最新テクノロジーを導入していく取り組みを指す。
競泳選手が泳いでいる最中に自分のタイムが確認できるゴーグルが開発されていたりと、様々なデバイスが多くのジャンルのスポーツに導入されている。
精神論ではなく、データに基づいた科学的根拠のある練習ができるようになっている。
まとめ
他にもまだまだある、X-Techだが、今回は最近話題のものと知っておいた方がいいものを19種類ほど、ピックアップしてみた。
特にstak社を率いている以上、HomeTech(ホームテック)とReTech(リーテック)にどうしても興味がいってしまうが、このあたりに多くの人にも興味を持って欲しい。
注目をあびたときに恥じることのないように、今後の取り組み等も随時公開していくので、乞うご期待あれ。
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