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2021年6月30日 投稿:swing16o

2nd HOUSE(セカンドハウス)プロジェクト始動

異聞奇譚(いぶんきたん)
→ 珍しい話や変わった話。

IoTの話をすると、まだまだピンとこない人が多い。

機能拡張モジュール型という名目で、stakを創り始めてから結構な月日が流れた。

モノづくりを始めたのが2016年9月とか10月だった記憶があるので、そろそろ5年が経つということだ。

紆余曲折あり、今のstakの形になったわけだが、IoTとかAIという言葉が登場してから同じくらいの月日は経っている。

当時は数年後にはIoTやAIが世の中の中心にあるという世界が謳われていた。

ところが、5年経った今、どうだろう。

IoTやAIという言葉を知っていても、それがもたらす世界を想像できる人は少ない。

珍しい話をする人だという目で見られることが少なからずある。

IoTがまだまだ浸透しない理由

stakの開発を始めて、世の中にリリースすることができて、広報活動や営業活動をしているわけだが、未だに説明に手こずる場面が多々ある。

もちろん、私のトーク力のなさもあるだろうが、圧倒的に足りていないのが相手の想像力に訴える部分だ。

つまり、イメージができないというジレンマに陥る。

そこをクリアすることはできて、stakはとても面白いプロダクトだと感心してもらえることがほとんどだ。

けれども、すぐに導入しようとはならない。

それはなぜか。

IoTを導入することが、企業や個人にとってマストではないからである。

要するに、必ずしも今すぐに必要なものだという位置づけにならない、嗜好品に近い感覚を持たれてしまう。

このあたりで心折れそうになるのだが、マストな状況に持っていくことができれば無双状態に入ることもできる可能性がある。

いわゆるキャズムを超える瞬間が訪れれば、一気に広まる気配はビシビシ感じている。

ただ、それがいつなのかは誰にもわからないという感覚だ。

少しずつ登場しているAIとIoTの融合

あなた好みの味・香り AIが提案

(出典)日経MJ

最近目に留まった記事としてこちらを取り上げてみようと思う。

タイトルどおり、AIが味と香りを提案してくれるというのだ。

具体的には、質問に答えるとロボットが好みのコーヒー豆を選んで抽出してくれる。

そんな無人のAIカフェが登場している。

香りの言語表現を学習し、好みの香りを選んでくれるシステムも搭載されているということだ。

その利用方法は下記のとおりである。

  1. アプリ上を立ち上げる
  2. 甘いフローラル系、すっきりしたシトラス系など好きな香りの選定
  3. 苦みがしっかりといった好きなコーヒーの味わいの選定
  4. 好きなお酒の種類の選定
  5. 2〜4のような7つの質問に回答する
  6. 回答に対してシステムが苦みや甘み酸味などに対する利用者の好みを特定する
  7. ホットとアイスを分けて計12種類のメニューの中からコーヒーが提案される

この時点である程度の好みに合ったコーヒーが出てくるということだが、2回目以降が本領発揮らしい。

1回目のコーヒーを飲んだ後にアプリ上で感想を回答する。

とても美味しいとか苦手といった単純な感想に加えて、コクや苦みが強いといった細かい感想をAIが学習する。

2回目以降に買うときに、AIが好みを分析して再度、商品を提案するということで、より好みに合ったコーヒーが飲めるということだ。

 

味の提案だけではなく、香りの提案も進んでいる。

AIがその人の好みの香りを提案してくれるという商品やサービスも少しずつ増えてきている。

星が複数以上ついているようなラグジュアリーホテルでは、香りをとても重視している。

その香りを嗅ぐことで、そのホテルに戻ってきたという記憶を定着させるというブランディングに繋がっているのだ。

リラックスさせたり、気持ちを高めるのに香りはまだまだチャンスがある分野だ。

IoTとAIを組み合わせることで、拡がりは無限大だ。

stakも新規モジュールの1つとしてフレグランスを登場させることはずっと水面下で進めている。

stakの挑戦

IoTが珍しいといわれないようにするために、自分たちで広報活動や営業活動をすることは引き続きやっていく。

とはいえ、それだけでは限界があるので新たな挑戦を始めることにした。

GWあたりから本格的に仕込みを始めて、7月にプレオープンする。

緊急事態宣言や特措法に基づくまん延防止等重点措置(まん防)に伴い、制限がかかる中、地道に進めていた。

 

サービス名は「2nd HOUSE(セカンドハウス)」と命名。

キャッチコピーは「2つ目のリビングをあなたに」ということで、わかりやすくした。

簡単にいうと、レンタルスペースなのだが、どこにでもあるようなレンタルスペースでは意味がない。

不動産価値を上げるべく登場させたstakの真骨頂をレンタルスペースにも転用しようということだ。

レンタルスペース内には、stakをはじめ様々なIoTデバイスを置き、予約から退室まで無人で誰にも合わずに利用ができる。

飲食も可能として、既に撮影スタジオや会議室として予約ももらっている。

 

場所は飯田橋で24時間利用可能。

10坪弱の小さなレンタルスペースで、最大でも8人程度で使うことを想定している。

7月と8月はプレオープンということで、いろいろな方に利用してもらって当初のコンセプトは多少変わるかもしれない。

けれども、やりたいことは明確だ。

IoTやAIを拡めるために、自ら物件を押さえにいくという攻めの姿勢を見せているということだ。

モノを持って説明に行くのではなく、場所を作ってそこに呼び込んで体験をしてもらう。

想像してもらうことが難しいのであれば、実践すればいい。

ということで、2nd HOUSE(セカンドハウス)の告知は定期的にさせてもらうことにする。

是非使ってみたいという方がいれば、気軽にDMをいただきたい。

 

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植田 振一郎 Twitter

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