心をこめ努力すれば、その思いが天に通じて成功するということ。
精神論を武器に努力を進めていれば、いつかその努力が報われると思っている人が多い。
けれども、世の中はそんなに甘くない。
努力するところを間違えると、成功など見ることなく終わることの方が圧倒的に多い。
成功の定義をどこに置くかにもよるが、ロジックに基づいたものがなければラッキーパンチでしかない。
きちんと分析をしているのか、成功を説明できなければ失敗を認めることもできない。
その上で成功の定義としている打率を上げていくことが経営だと思っている。
運が必要になる部分も大きいと思うが、ラッキーはそんなに続かない。
努力する場所、人、タイミングなどなど要素がたくさん絡み合うことが重要になってくる。
がむしゃらに頑張るだけでは、なにも生むことなく、その正義が返って周りの人を不幸にすることがあることをまずは頭に置いておくべきだ。
それでもなぜ、人は精神論に頼ってしまうのだろうか。
それは希望的観測が強く、自分はこれだけやったのだからきっと上手くいくと思い込むことで将来の不安を払拭したいからだ。
世の中には胡散臭い商品やサービスが溢れている。
インターネットの普及によっていかにもという情報商材が溢れているのも、結局は不安を払拭したい人が犠牲になっているからである。
その根底にある最たるものがお金という存在だろう。
お金を求めて、少しでも稼ぎたいという欲求が楽して稼ぎたいに変わってしまうところに問題がある。
中には、自分はいいことをしていると本気で思い込んで、周りを巻き込もうとする人が出てくるからたちが悪い。
悪気がないから、本気でいいと思っているから、周りの人を傷つけていることに気付かず、結局は自分の信頼を失っていることにも当然気が付くはずもない。
そういう人は無理していることにも気付かないので、収集がつかない状況に陥る人も多い。
ファミレスでいかにもという打合せをしている場面を見る度に考えさせられる。
「ワークマンの仕掛け人が「私の考えは50%間違っている」と社員に話す理由」
ここ最近、メディアや様々なところで取り上げられているワークマン。
急成長企業として引っ張りだこで、10期連続で最高益を上げている。
頑張らない経営とかワークマン女子といったワードを聞いたことがある人も多いのではないだろうか。
こういった企業は不景気と呼ばれる時代に必ず出てくる。
今でいうと、まさにコロナだろう。
多くの企業が苦しんでいる中、超優良企業として取り上げられている。
そして、急成長している理由をピンポイントで課題と解決方法を余すことなく公開している。
この手法は、ワークマンに限らず、急成長企業は必ず通る道である。
その時代の寵児として取り上げられている企業は、メディアがこぞって集まる。
一気に持ち上げて、少し業績が傾くとやりすぎたと一気に叩き始める。
このくり返しは社会人になってから多く見てきた。
おそらく、ワークマンも少しでも劣勢に回ったときに、そうなると思ったと取り上げるメディアが出てくる。
現状維持を続けていることは成長しているということ理解していない。
とはいえ、話題にならなければ土俵にすら上がったことにならない。
stak社は土俵に上がれていないことを素直に認めた上で、偉そうにしておこう。
努力をすることなど最低限のことだ。
頑張らない経営などあり得ない。
そう見えるだけであって、頑張っているという感覚がないという理解をして、キャッチーなワードに踊らされないようにしないといけないということだ。
好きなことや楽しいことは続けられる。
そこは本人は努力しているとか頑張っていると思っていないという根本があることを今一度、理解しておいた方がいい。
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