その場に応じて適切に対応するたとえ。
臨機応変に対応できる能力は本当に大切だと思う。
ずっと昔から使っている言葉で、アドリブ力と置き換えている。
咄嗟にその場で判断する力を磨くことをずっと意識してきた。
打合せの際や質問されたときに、とにかくなにか自分の意見を主張することはとても大切である。
それも、ただ単に言葉を発するだけでなく、自分のいる意味がある言動ができなければ価値がないということをいつからか徹底している。
そのためには、とにかく場数を踏むことが求められる。
多くのことに興味を持つことやノリがいいことも同時に必要とされる部分があるように思う。
未だに、なぜこの人はずっとこの打合せにいるのだろうかということがよくある。
無駄の多さはあらゆるところで健在で、stak社としてはとにかくシンプルに最小限で組織構築を試みているのだが、その道のりもまだまだ長そうだ。
そんな中、こんな記事に目が留まった。
菅首相の政策に伴い、3大携帯キャリアが新料金プランを打ち出すことになった。
NTTドコモはahamo、au(KDDI)はpovo、ソフトバンクはLINEMOと各社月額3,000円を切るプランを発表している。
そこに満を持して参入してきた楽天モバイルが、どのように立ち回っていくのかという構図だ。
日本の携帯キャリアに支払っている額は、確かに高い。
2011年とまあ10年前の話になるが、上海で生活していたときに使っていた携帯代はせいぜい200元(約3,000円)という記憶がある。
ほとんどの月は100元(約1,500円)で収まっていた印象だ。
ようやく日本でも同等くらいのサービスが始まったわけだが、未だに高額な携帯代を払っている人に驚きが隠せない。
Wi-Fi環境はもはやどこにでもあるし、キャリア通信で20GB以上を月に使い果たして追加購入するという人が理解できない。
住む場所にはWi-Fi環境を整えればいいだけだし、外部にいてもなぜそんなにキャリア通信を使う状況になるのか不明だ。
タクシーや公共機関などの移動中に動画を観たり、ゲームをするという人が増えているが、それでも20GBを簡単に使い切ってしまうことがあるだろうか。
このあたりも、やはりアドリブ力に繋がるという結論だ。
なかなかお金が貯まらないとか、目先のお金を求めている人の多くは、生活環境を変えようとせずに昔の固定概念で生きている。
収入を増やしたいと思っている人のほとんどが、無駄を省くという思考が停止している。
収入を増やすことで生活が豊かになると思っている人は、今すぐにその思考を変えた方がいい。
そういう人は、一生お金に振り回されるし、結果人からの信用を得ることができない生き方になる。
お金で動く人に信用は貯まらない。
信用が溜まっていくからお金がついてくるというロジックの理解ができていない。
コストを下げることは当然どの企業でもやるべきことだ。
でもそれは、企業だけに当てはまることではない。
個人の生活も結局は同じことで、月15万円の収入で1人の生活ができないという人は、無駄が多い。
もちろん、その金額で生活をしなさいと勧めているわけではない。
最悪を想定したときでも、月15万円あれば生活ができるように設計をしておくことが重要だということだ。
なにを削減していいかわからない人は、アドリブ力に欠けて貧困に陥ってしまうリスクが高いということだ。
なぜ、このあたりの当たり前のことを学校や親が教えてくれないのだろうか。
それは、なにも考えずに生きている人が圧倒的に多く、ファイナンスリテラシーが著しく低い人が多いからである。
このあたりは教育ではなく、自分で学んでいくしかない。
stak社に携わる企業が人たちが豊になれるよう、日々この発想を浸透させていこうと思っているのだが、本当の意味での本質が見えているかと問われれば疑問もある。
その考え方を浸透させるには、まずは自分がもっと高みにいくしかない。
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