一筋の帯のような狭い川。転じて、きわめて親密な関係の例え。
個人的には浅く広くよりも狭く広くといった親密な関係の方がいいと思っている。
というのも、いいときには有象無象が集まってくるが、悪いときこそ近くにいてくれる関係性が大切だ。
再起不能になってしまってはダメで、首の皮一枚でもいいから、とにかく生きることが最重要だからだ。
これは、個人間のみにいえる話ではなく、企業も当てはまる。
本来、ビジネスというのは顧客に寄り添うことが根幹になければならない。
それがいつの間にか売上や利益重視になって、崩壊していくというパターンに陥る企業も多い。
ダークパターンという言葉が再び世間を賑わせている。
ダークパターンとは、そもそもユーザを騙す目的で作られたインターフェースのことである。
リアル店舗でなく、ネットで買物をする人が増えた。
そんな人たちをサイト上で巧みに誘導して騙すように設計されている。
もっというと、誘導すらしようとしていない酷いサイトも世の中には溢れている。
少し前の記事にはなるが、とてもよくまとまっているので、まずは一読して欲しい。
実際に存在する(していた)騙す側のパターンが載っているのでイメージもしやすいだろう。
わかりやすいものからわかりにくいものまであるが、いくつか紹介しておこう。
まずは、わかりやすいものからだと、ネットショッピングをするときに気になって見ただけなのに、勝手にカートに追加されているといったものだ。
他にもわかりやすいものは、最後の購入のところで手数料が少し上乗せされていたりするといったものも挙げられている。
後者はそこまで悪質ではないかも知れないが、カートに入れる前までにサイト上に手数料がかかることを明記しておく必要がある。
中には、手数料が少しどころか高額な設定になっていることもあるので要注意だ。
次に紹介するのは、これはサブスクリプションという言葉が世に浸透されてきたことにリンクするように思うが、勝手にサブスクサービスに登録されたことになっているというものだ。
つまり、1回だけ買ったつもりが、勝手に定額での支払いが続いている状況になっているということだ。
百歩譲って、食品や日用品といった消耗品で商品が毎月届くようなもので、きちんと気に入った商品が届くのであればいいかもしれない。
ただ、悪質なサイトだと商品すら届かず、少額であれば毎月クレジットカードから引き落とされていても気づかないユーザが一定数いたりする。
この幽霊会員でビジネスが成り立っているところも案外多い。
ここにメスを入れた優良企業がある。
Netflix(ネットフリックス)だ。
2020年5月に非アクティブなアカウントのサブスクリプションを自動的にキャンセルする計画を発表した。
要するに、使っていないユーザは勝手にNetflix側が削除するので、クレジットカードからの自動引落しといったことが起こらない。
ユーザにとってはとてもありがたいサービスだ。
このように多様化しているが、シンプルなものもたくさんある。
期間限定を装ったり、全然欲しくない商品がポップアップで表示されたり、解約とか退会がしにくいといったのもダークパターンのカテゴリだ。
ユーザのことを全く考えていないECサイト(ショッピングサイト)は、今や世の中に溢れている。
いかにシンプルにユーザが求めていることだけに照準を合わせていくことが大切だということは十分に理解できる。
とはいえ、少し話はズレるかもしれないが、開発側からすると前のアプリの方が使いやすかったとか、見やすかったとユーザに思われるケースも多々ある。
stak社もこのあたりは、最重要項目として常に意識して入るけれども、なかなかバランスが難しいところもある。
でも、ユーザ目線であり続けることは変わらない。
そういったファンに向けて、ワクワクするようなモノやサービスを提供し続けたい。
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