順調なときも逆境のときも自分の信念を変えないこと。
順調なときは信念を変えないというスタンスは取りやすい。
逆境のときほど、その人の本性が見えるというか、追い込まれたときにどういう言動を取るかが、その人の本性だと思った方がいい。
そして、悲しいかな、その本性というものはなかなか変わることがない。
その意識が低い人は、同じ状況に追い込まれたら、悪意なく同じように徹底して我が身だけの保身に走る。
それだけに留まればいいのだが、逆境は自殺を増やすという因果関係もある。
2021年も3月に入り、急速に失業に関するテーマが増えている。
ここにきて緊急事態宣言、自粛の弊害が明らかに出てきている。
9万5千人の解雇がどれくらいのインパクトなのかといえば、コロナ前の2019年にはリストラ数が1万人を超えたことがニュースになるレベルだったことを書けば明確だろう。
そのときのニュースには、更に前年の2018年のリストラ数を大幅に超え、6年ぶりに1万台を記録となっている。
つまり、そのときの10倍のレベルの規模になっているということである。
2020年5月の時点で失業率は6.1%となり、戦後最悪というデータも出ている。
2009年のリーマンショック時に戦後最高水準の失業率といわれたときが5.5%だったことを考えると0.5%以上も開きがあるのだ。
失業率とは、労働力人口に対する完全失業者の割合である。
つまり、本来なら働ける人が働きたくても働けない状況と置き換えればいいだろう。
それが、現在は潜在的には11%を超えているとされている。
労働力人口が約5,000万人ということなので、隠れ失業者は500万人を超えているという計算になる。
この結果を緊急事態宣言や自粛のせいにするには、少々荒い考え方だということに注意したい。
コロナ感染を抑えていくことと経済のバランスを上手に取らなければならないなど、誰にでもわかる。
政府や行政の対応を批判することも、誰にでも簡単にできる。
そういう人がトップに立って陣頭指揮が取れるかと問われれば、絶対に無理だろう。
所詮は影響力のない人の遠吠えなのだ。
では、なにを考えておく必要があるのか。
それは、自殺者が増えていくということが避けられないということだ。
閉塞感が漂うと、人は最悪の選択をしてしまう。
警視庁が発表のデータによると、2020年9月の自殺者は1,800人を超えている。
また、とあるアンケートでは3人に1人が自殺を考えたことがあるという回答をしている。
自殺を考えること自体にコロナが影響していると考えている人は7割を超えていることも注目だ。
コロナが自殺を誘発するという考え方の人が多いことが、実際に自殺する人との因果関係になる可能性があるということである。
自殺者を増やさないために、周りにいる人のちょっとした変化に気づくことを挙げる人もいるが、これはかなり難しいとされる。
というのも、自殺のほとんどは突発的なものとされている。
ふと気を抜いた瞬間にネガティブな考えが最悪の行動を起こすことが多いそうだ。
自分にそういう人たちを救いたいといえるほどの器がないことが残念で仕方ないのだが、1つだけ自信を持っていえることがある。
それは、stakという会社での取り組みは、とても魅力があると自負しているということだ。
今すぐに結果や成果が出るものではないが、確実に来る明日に向けてワクワクする生活を提供したいと心から考えている。
こんな自分にもギリギリだが、なんとかそういう生活ができているのだから、とにかく生きること。
生きていることが最強だということを決して忘れないで欲しい。
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