自分の置かれている環境に不満がなく仕事を楽しんでできる状況にあること。
これこそが人生で求める大切なことである。
仕事が楽しくて楽しくて仕方がないという経験をしたことがない人には同情する。
というのも、ここにもトレードオフの関係があるからだ。
楽しいことだけを起こすことはできないということだ。
快楽や達成感を味わうことで、自分の置かれている環境を良くしたいと思うのであれば、それなりの代償が伴う。
やりたくないことをやらなければいけないかもしれないし、寝る間を惜しんで働くことかも知れないし、できないことでもやり切るしかなかったりする。
その先にあるものを知っている人はここを代償だと思わずに、とにかく動く。
では、現状はどうだろうか。
こんなデータを取り上げてみよう。
「仕事が楽しいと思う瞬間ランキング!男女500人アンケート調査」
アンケートの対象は全国の働く男女500人。
男女比は約40%対約60%、20〜40代が85%を占めるという構成だ。
その回答は仕事が楽しいという人の回答は約60%。
とりわけ、やりたかった仕事に就いている人の8割は仕事が楽しいと回答している。
また、やりたかった仕事をしている人は、そうでない人に比べて仕事が楽しいと思う割合が2倍にのぼるとのことだ。
当然といえばそれまでだが、好きな仕事や望んでいた仕事ができていれば楽しいと思える割合が増える。
それから、仕事が楽しいと思える瞬間についてもアンケート結果が出ている。
それによると、第1位は感謝されたとき、第2位が仕事がうまくいったとき、第3位が顧客や会社に貢献できたときとなっている。
些細なことではあるのだが、人の喜びとは至って単純であることが同時にわかる。
誰でも褒められれば嫌な気持ちにはならないし、褒めることを心がけていれば人間関係も上手くいく。
その証拠に、第4位以下の理由にお金のことが絡んでいないことが挙げられる。
人と関わっているとき、仕事をやりきったとき、評価されたとき、上司に褒められたとき、ノルマや目標を達成したときといった具合に実に美しい理由が並んでいる。
ネガティブなところにはネガティブなことが集まってくるのと同様に、ポジティブなところにはポジティブが集まってくる。
であれば、ポジティブなところに身を置くという発想を持って日々行動することが大切なことがよくわかる。
好きな仕事をやることがお金よりも大切だと思える人が増えれば、上手くいくことが増えたと感じる人もきっと増えるはずだ。
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