一井美咲です!
stakに勤めながら、女子サッカー選手として活動しています。
このたび私・一井美咲は、2025シーズンをもちましてディアヴォロッソ広島を退団し、スペランツァ大阪に移籍することが決定しました。
それに伴いstakでの勤務も1月をもって終了する運びとなりました。
まず初めに、在籍中に温かく迎えてくださった関係者の皆さま、そして日々stakをご利用いただいている皆さまに心より御礼申し上げます。
stakで働いた期間は約2年間と決して長いとは言えませんが、その一日一日は非常に濃く、私の価値観を大きく変えてくれた時間でした。
新卒で入社をし、これまでの人生経験では触れたことのなかった分野に挑戦し、未知の世界に飛び込み、多くの業務を任せていただけたこと。
そのすべてが、私の人生において大きな財産となっています。
そしてこの2年間で学んだこと、感じたことを、今回ブログとしてまとめてみました。
ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです!

AIとの出会いと新しい視点
stakで働く以前の私は、AIに関する知識をほとんど持っていませんでした。
AIという言葉を耳にする機会は増えていたものの、
「難しそう」「自分には縁のない世界」
そんな印象を持っていました。
しかし、stakでの業務を通して、さまざまなAIに触れる中で、その考えは大きく変わりました。
画像を作ることに特化したAI、動画を作るAI、PDFの資料を読み込み内容を整理してくれるAI、文章作成や添削が得意なAI。
同じAIでも、それぞれに得意・不得意があり、用途によって使い分ける必要がある。
「AIって、こんなに種類があるんだ」
そう気づいたとき、AIの世界が一気に面白く感じられるようになりました。
初めてAIツールを触ったとき、文章が自動で生成されていくスピードや、こちらの意図を汲み取って形にしてくれる柔軟さには、正直驚かされました。
そこから日々の業務でAIを活用していくなかで、
AIはただ便利な道具ではなく、
「自分の思考を整理し、広げてくれるパートナーのような存在」
だと感じるようになりました。
AIを使いこなす鍵
AIについて、「AIに頼ると考える力が落ちるのではないか」「人の仕事が奪われるのではないか」といった声を聞くこともあります。
ですが、stakでの業務を通して私が強く感じたのは、AIは「自分を弱くするもの」ではなく、自分を強くするためのツールだということでした。
AIを使うからといって、何も考えなくていいわけではありません。
むしろ、AIをうまく使いこなそうとすればするほど、自分自身に問いかける力が求められます。
・何を知りたいのか
・どんな情報が必要なのか
・どんなアウトプットを求めているのか
これらを言語化し、整理し、相手(AI)に伝える必要があります。
その過程で、自分の思考は自然と深くなっていきました。
業務を重ねる中で特に強く感じたのは、AIを上手に活用するために重要なのは、専門的な知識や技術ではなく、「どう問いかけるか」 だということです。
ただ「文章を書いて」と投げるだけでは、当たり障りのない結果しか返ってきません。
しかし、目的や条件、伝えたい相手、トーンを具体的に伝えると、こちらの意図を汲み取った精度の高いアウトプットが返ってきます。
AIは、答えを一方的に与えてくれる存在ではありません。
考えを整理し、広げ、深めるための相棒のような存在です。
逆に、指示が曖昧なままだと、返ってくる答えも曖昧になります。
その経験を通して、「思考の深さが、そのまま結果に表れる世界」にいる感覚を覚えました。
AIを使うことで思考が減るのではなく、AIと向き合うことで自分の頭の使い方そのものが鍛えられていく。
この2年間で得たその感覚は、これからどんな環境に身を置いても、私自身を支えてくれる大きな強みになると感じています。

SNS運用を通して身についたもの
この2年間、ディアヴォロッソ広島では選手としてだけでなく、stakの業務の一環として、ディアヴォロッソ広島の広報としてSNS運用にも携わらせていただきました。
投稿内容の企画、写真や動画の撮影、編集、文章作成、試合やイベント当日の発信など、すべてが手探りのスタートでした。
「どうすればチームの魅力が伝わるのか」
「誰に、何を、どんな言葉で届けたいのか」
その問いを常に考えながら、発信を続けてきました。
最初は数字や反応に一喜一憂し、思うように届かないもどかしさを感じることもありました。
しかし続けていくうちに、SNSはただ情報を発信する場所ではなく、「人と人をつなぐ場所」なのだと気づきました。
一つの投稿がきっかけで試合を見に来てくださる方が増えたり、応援の言葉をいただいたり、選手やチームの存在を身近に感じてもらえたりする。
その一つひとつが、発信する側としての大きなやりがいでした。
限られた時間や条件の中で「どう見せるか」「どう伝えるか」を考える経験は、企画力や構成力、相手目線で考える力を大きく鍛えてくれました。
この経験で得た「伝えることの難しさ」と「伝わったときの喜び」は、これからどんな環境に行っても必ず活きてくると感じています。
サッカー選手としての決断
一方で、私はサッカー選手としても活動しており、常に二つの場所で全力を尽くす毎日を送っていました。
サッカー選手のキャリアは本当に短く、いつ終わりが訪れるか分からない世界です。
だからこそ、「今しかない時間を、後悔のない選択で生きたい」という、その思いを大切にした上で選んだ挑戦です。
新しい環境に身を置き、自分の可能性をさらに広げるために、一歩踏み出す決断をしました。
まだまだ続くサッカー選手としての挑戦を、引き続き温かく見守っていただけたら嬉しいです。
これからも「出会ったすべての人への感謝の気持ち」を忘れず、上を目指して頑張ります。

これからについて
stakで学んだことは、一つひとつが私を大きく成長させてくれました。
AIの可能性に気づき、新しい視点を得て、情報発信の難しさや面白さを知り、様々なことに挑戦できる自信を持つことができました。
ここで得た学びを胸に、これからも誠実に、前向きに、一歩ずつ進んでいきたいと思います。
サッカー選手としては、まだ挑戦の途中です。
「この人みたいになりたい」と思ってもらえる存在になること。
努力し続ける姿勢や前向きに取り組む姿で、見てくれる人に勇気や力を与えられる選手でありたいです。
支えてくれた人への感謝を忘れず、行動で返すことを大切にこれからも頑張ります。
最後に
これからも高みを目指して努力を続けていきますので、引き続き温かく見守っていただければ幸いです。
最後になりますが、在籍期間中に関わってくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
短い間ではありましたが、本当にありがとうございました。
今後とも、stakを、そして一井美咲の応援をどうぞよろしくお願いいたします。
SNS
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