モノづくりを始めてわかったこと

モノづくりを始めてわかったこと

stakの構想にたどり着いてから1年が過ぎました。

2018年夏は「あなたのお家をぷちスマート化」というフレーズでstakを浸透させていこうと試みております。

ということで、最新報告も兼ねて、モノづくりについてわかったことをまとめてみます。

とはいえ、あくまで現時点でのことで、まだまだ先があるということをご了承ください。

こうして定期的に記録することで、成長したなぁ〜!

と振り返ることができるメモ書きだと思って、どうぞお付き合いください。

はじめてのモノづくり

stakというIoTデバイスをつくる = モノづくり。

それは、未知の領域へ一歩踏み出すところから始まりました。

ナニモカモガハジメテ。。

デモ・・・ナントカナルッショ!

本当に軽いノリからのスタートでした。

試しにググってみた日本の超大手企業の「モノづくり」フローはこちらです。

  1. 基礎開発(KS)
  2. → 構想設計(TS)
  3. → 詳細設計(WS)
  4. →(海外現地法人への技術移転)
  5. → 量産設計(ES)
  6. → 量産(MP)

そして、我々の「モノづくり」フローはこちらです。

  1. 構想(こんなのあったら面白いよね!)
  2. プロトタイプ製作(毎回外注だとお金かかるから3Dプリンタ買っちゃおう!)
  3. 協力会社探し(小ロットからOEM/ODMをしてくれる会社って少ないんだな。。)
  4. 構想設計(専門知識がないところはお任せ & 少しでも理想に近づけるために無茶振り!)
  5. 量産設計(専門知識がないところはお任せ & 少しでも理想に近づけるために無茶振り!)
  6. 量産(12月24日にみなさまに届けることができるように気合い入れんといけんのぉ〜!)

こうやって比較してみると、工数は同じですね。

ただ、書かなくてもわかると思いますが、圧倒的な差は技術力と資本力と拡散力です。

そんな劣勢な状況でも全力でプロダクトをやり遂げるために、必死こいてやってます!

モノづくり全体フロー

細かいところまでは明かせないのですが、stakの開発にあたってのスケジュールを公開します。

このスケジュールは上記の4.構想設計からのものです。

これよりも更に10ヶ月くらい前に上記の1.構想があるわけです。

そこから自分たちでプロトタイプをせっせと作り、協力会社を探して確定したのが2018年の2月末。

続く3月にいろいろと打合せをして、全体スケジュールを確定させました。

スケジュールの決め方ですが、これはもう「いつ販売するか」を決めることとイコールです。

もちろん、スケジュールをタイトにしすぎて実現可能性の低いものはダメです。

とはいえ、開発に時間をかければかけるだけコストもかかります。

精神衛生上、1日でもはやくリリースしたいという気持ちはとてもよくわかります。

ただ、やはりそこはグッと覚悟を決めて、きちんと世の中に受け入れられる革新的なモノを出すんだ!

精神あるのみです。

あ、まだstakはリリースできていないのにここでベラベラ語ってないで、はよ出せや!

ですね。。

とにもかくにも、stakは12月24日(月)にみなさまの手元に届ける!

ということを目標にしました。

その大まかなスケジュールがこちらです。

  1. 2018年4月〜6月中旬 → ES1設計〜評価完了
  2. 2018年6月中旬〜8月上旬 → ES2試作手配〜評価完了
  3. 2018年8月中旬 → 金型および部品手配(仕様確定)
  4. 2018年9月末 → T1完成
  5. 2018年10月末 → 金型完成(同時進行で信頼性試験実施)
  6. 2018年11月 → 最終評価
  7. 2018年中旬 → 量産出荷準備完了

表に書いてある工程を1つずつ抜き出したものになりますが、少しでも参考になればと思い公開しました!

モノづくり用語

ここで「モノづくり」に興味があるけど全く知識がない。。

という人のためのぷち講座です。

上記のモノづくり全体フローと併せて紹介するキーワード覚えておくと、より全体のイメージが掴めるのでオススメです。

全体フロー図の2つの赤枠の部分を拡大すると、1つには「ES1」とか「ES2」といったワードがあります。

もう1つには「金型手配」とか「T1」といったワードが読み取れます。

いきなりたくさんは覚えられないので、今回は2つのカテゴリのワードを押さえましょう!

まずは「ES1」および「ES2」についての説明です。

世の中にないものをつくるということは、いろいろと試さなければいけません。

正解はないので自分たちの理想にできるだけ近づける方法を探っていくのです。

stakの場合で考えてみます。

LEDモジュールは、一定時間LEDをつけておくと熱がどの程度まで出るのか、明るさはどの程度なのかといった試験です。

赤外線モジュールの試験では、どの程度の距離まで赤外線が飛ぶのか、放射角はどの程度なのかは必須です。

更にベース(司令塔の部分)においては電子基板の安全設計、部品の配置との兼ね合いも重要です。

このあたりを一通りクリアしたものが「ES1」と呼ばれるプロトタイプになります。

自分たちでつくった上記の2.プロトタイプ製作よりもより実際の商品に近づいた形です。

こちらがstakの「ES1」になります。

ハードが完成したらソフトの開発も必要です。

こちらもstakの場合で考えてみます。

最低限の機能である、LEDがちゃんと点灯するのか、赤外線はちゃんと飛ぶのかといったところから検証です。

その後はタイマー機能や遠隔操作機能も実装していかなければなりません。

いくらオシャレなハードができてもソフト面でニーズに対応できる機能を実装しなければ商品価値はありません。

アップデートができるとはいえ、最初に触れてもらったときの印象はとても大切です。

IoTデバイスは、新しいモノや珍しいモノが好きという人には簡単に手にとってもらえるかもしれません。

でも、多くの人にとってはまだまだ未知の領域で、必ずしも生活に必要なものという位置づけではありません。

ようやく興味を持ってくれた人が実際に手にとってもらったときの体験(UX)は本当に重要です。

ハードとソフトのバランスをしっかり考えて、開発することを強くオススメします。

ES1ができあがっても安心できません。

というのも、上記の検証の結果などを踏まえ、必ずと言っていいほど修正が必要になるからです。

電子基板もそうですが、ハードの細かい調整などが必要になってきます。

つまり、ES1は修正および改善ありきのプロトタイプということになります。

そのES1を更に改良したモノが「ES2」となるのです。

ES2が実際に手元に届く最終形になることがほとんどだそうですが、必ずしもそうではありません。

ES2でも更に修正や改善が入る可能性も十分あります。

そうなると「ES3」や「ES4」となっていくわけです。

が、すません。。

このあたりはまだ未体験ゾーンなので、後日報告するようにします。。

以上、ここまでが前半の赤枠の部分になります。

ES1、ES2とプロトタイプが完成後には、モノづくりにおいて大きな工程が待っています。

再掲しますが、後半の赤枠の部分ですね。

それが、金型の手配です。

1つ1つ商品を手作りするというわけにはいかないので、量産するためのオリジナルの型を生成するのです。

その金型の初回版が「T1」と呼ばれるものになります。

このT1もES1と同様に1回で理想どおりの型ができない可能性があります。

その場合には「T2」、それでもまだ修正や改善が入る場合には「T3」となっていくわけです。

モノづくりにかかるお金

...(本文末尾は文字数の都合で省略)