四分五裂(しぶんごれつ)
→ 組織などがバラバラに分裂すること。
どれだけ屈強だとしても、組織がバラバラに分裂してしまう可能性は十分にある。
盛者必衰の理をあらわすとはよく言ったもので、どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという道理を指している。
まさにそのとおりなのだが、とはいえ抗っていくのが現代社会のビジネスモデルの原点だともいえる。
ということで、組織の組成方法として挙げられる一般的なものを参考までに列挙していこう。
優秀な組織とは?
優秀な組織といっても基準が難しいので一概にまとめることはできないのが現状だが、一般的に下記の特徴を持つ組織は優秀とされる。
目的意識が高い
組織の目的に共感し、その達成に向けて全員が一丸となって取り組んでいる。
リーダーシップが優れている
リーダーが適切な指導やビジョンを示し、メンバーを導いている。
リーダー自身が優秀であることはもちろん、メンバーがリーダーシップを発揮することも重要となる。
コミュニケーションが円滑
メンバー同士や上司と部下の間で適切なコミュニケーションが取れ、意見や情報が共有されている。
チームワークが良い
各メンバーが自己中心的でなく、お互いを尊重し協力して仕事を進めている。
開発意欲が高い
メンバーが自己啓発に努め、組織に貢献できるように自己成長を目指している。
イノベーションに取り組んでいる
常に新しいアイデアや手法に対してオープンで、積極的に取り組んでいる。
パフォーマンスが優れている
メンバーそれぞれが高いパフォーマンスを発揮し、組織の成果に貢献している。
優秀な組織をつくるための取り組み
優秀な組織をつくるための方法も画一的ではないにしろ、目安として下記の取り組みが重要だとされている。
目的意識を共有する
組織の目的を明確にし、全員がその目的に共感できるようにすることが重要だ。
目的が明確であれば、メンバーは自発的に目標に向かって取り組むことができる。
優れたリーダーシップを確立する
リーダーは組織の方向性やビジョンを示すとともに、メンバーの能力を引き出すことが重要だ。
リーダー自身が優秀であることも大切だが、同時にリーダーに対してメンバーが信頼を持っていることも重要となる。
コミュニケーションを促進する
組織内で適切な情報共有が行われるようにするために、定期的な会議や報告、情報共有システムの導入などが有効だ。
また、メンバー間で積極的なコミュニケーションを促進することも重要となる。
チームワークを重視する
組織内で協力し合い、お互いを尊重し信頼しあえるチームが形成されるようにすることが重要だ。
チームビルディングのための研修やイベントの実施などが有効となる。
従業員の成長を支援する
従業員のスキルアップやキャリアアップを支援するための研修制度やキャリア支援制度を整備することが重要だ。
イノベーションを推進する
組織内で新しいアイデアや手法に対してオープンで、積極的に取り組む文化を醸成することが重要だ。
定期的なブレインストーミングやアイデア出しの場を設けるなどが有効となる。
パフォーマンスを評価し報酬や評価制度を整備する
従業員のパフォーマンスを定期的に評価し、評価に基づいた報酬やキャリアアップの機会を提供することが重要だ。
評価制度は公正で透明性が高く、従業員が自分の成果や貢献が正当に評価されると感じることができるように設計する必要がある。
世界で優秀とされる組織の例
それでは、具体的にどういった企業が優秀な組織とされているのか、具体的な例を挙げていこう。
Apple(アップル)
世界で最も高い市場価値を持つ企業の1つであり、革新的な製品を開発し続け、ファン層を獲得している。
また、従業員の生産性を高めるための訓練プログラムや、ダイバーシティを尊重する取り組みなどが評価されている。
Google(グーグル)
世界的に有名なインターネット検索エンジンであり、常に革新的なサービスを開発している。
また、Googleは従業員の幸福度を高めるために様々な施策を実施しており、柔軟な働き方やワークライフバランスの改善などが評価されている。
Meta(メタ) / Facebook(フェイスブック)
世界最大のSNSサイトであり、従業員のモチベーション向上に注力している。
Metaでは、個人の成長やプロジェクトに対する責任を重視する文化があり、従業員が自由にアイデアを出し合い、アイデアを実現する環境が整備されている。
TOYOTA(トヨタ自動車)
世界有数の自動車メーカーであり、質の高い製品を提供し続けている。
TOYOTAは、生産プロセスの改善や従業員の教育・訓練など、絶え間ない改善を行うことで知られている。
McKinsey & Company, Inc.(マッキンゼー・アンド・カンパニー)
世界的に有名なコンサルティングファームであり、専門性の高い従業員を採用し、高品質のサービスを提供することで知られている。
マッキンゼーは、従業員のキャリアアップを支援するプログラムや、ダイバーシティを尊重する文化などが高く評価されている。
Amazon(アマゾン)
世界最大のオンラインショッピングサイトであり、革新的なビジネスモデルや従業員のキャリアアップ支援プログラムなどが評価されている。
Microsoft(マイクロソフト)
世界的に有名なソフトウェアメーカーであり、従業員のキャリアアップ支援や、ダイバーシティを尊重する文化などが高く評価されている。
Bain & Company(ベイン・アンド・カンパニー)
世界的に有名なコンサルティングファームであり、高品質のサービス提供や従業員の教育・訓練などが高く評価されている。
Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
世界的な医療機器メーカーであり、社会貢献活動や、従業員の多様性・包含性を重視する文化などが高く評価されている。
3M
世界的に有名な多角企業であり、従業員の創造性を重視し、製品開発などの取り組みが高く評価されている。
DELL(デル)
アメリカのコンピューター・テクノロジー企業で、従業員の健康・幸福度を重視する取り組みが高く評価されている。
Intel(インテル)
アメリカの半導体メーカーで、環境保護や地域貢献活動などに積極的に取り組むことが評価されている。
FedEx(フェデックス)
アメリカの宅配便企業で、従業員の教育・訓練やダイバーシティの尊重などが高く評価されている。
P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)
アメリカの消費財メーカーで、社会貢献活動や多様性・インクルージョンに関する取り組みが高く評価されている。
Unilever(ユニリーバ)
オランダ・イギリスの消費財メーカーで、環境・社会貢献活動やサステナビリティへの取り組みが高く評価されている。
Berkshire Hathaway Inc.(バークシャー・ハサウェイ)
アメリカの投資持株会社で、経営者ウォーレン・バフェットの投資戦略や財務管理手法が高く評価されている。
RedBull(レッドブル)
オーストリアのエナジードリンクメーカーで、スポーツや音楽イベントなどのスポンサーシップやマーケティング戦略が高く評価されている。
BRIDGESTONE(ブリヂストン)
日本のタイヤメーカーで、世界各地に研究開発拠点を持ち、革新的な技術を取り入れた製品開発に取り組んでいる。
Lenovo(レノボ)
中国のPCメーカーで、財務面の安定性やグローバルな展開力、革新的な商品開発が高く評価されている。
GE(ゼネラル・エレクトリック)
アメリカの総合電機メーカーで、多様な事業分野に進出し、革新的な技術や経営手法、社会貢献活動が高く評価されている。
Walt Disney(ウォルト・ディズニー)
アメリカのエンターテインメント企業で、娯楽やテーマパーク、映画など多岐にわたる分野での展開が高く評価されている。
まとめ
優秀な組織を有しているとされるグローバル企業を列挙してみたが、いかがだろうか。
大きな組織をつくっていくことが、今の時代には逆行しているのかもしれないが、それでも大企業から学べることもあるはずだ。
私はスタートアップと大企業の融合という意味でもダイバーシティという概念を受け入れている。
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