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2021年10月9日 投稿:swing16o

1969年の誕生から今なお人気のドラえもんとタイムマシンについて

往古来今(おうこらいこん)
過去から未来まで綿々と続く時間の流れ、また、昔から今までのこと。

過去から未来までという言葉を聞くとパッと思いつく言葉がある。

それは、タイムマシンだ。

そして、タイムマシンと聞くと、未だに子どもから大人たちを魅了しているあるアニメを思い浮かべる人も多いだろう。

そう、ドラえもんである。

ドラえもんの世界は、漫画家の藤子・F・不二雄先生が描いた未来と過去の世界観だ。

おそらく誰でも一度はドラえもんを見たことがあるだろう。

漫画を読むことは基本的にはNGだった幼少時代に、いくつか許されていた漫画の1つにドラえもんがあった。

確かコミックで全巻揃っていたように思う。

当時は現在のようにオンラインで漫画が読めるような時代ではないので、何度も何度も読み返していたように思う。

なので、それなりにドラえもんには詳しい方だと思っている。

そんなドラえもんの世界観について、今日は書いてみよう。

ドラえもんの誕生秘話

ドラえもんは、未来からやってきた猫型ロボットである。

実はドラえもんの誕生にあたっては、21世紀と22世紀の2つの説がある。

その理由については、ドラえもんの連載が始まった1969年が関係しているのだが、そもそもどうやってドラえもんが誕生したのだろうか。

 

未来のロボット工場、マツシバロボット工場では、子守用の猫型ロボットを量産していた。

その猫型ロボットの姿は黄色で、耳がついているドラえもん。

この工場で作られた猫型ロボットは、作られた後に性能訓練が行われる。

ちゃんと動くかのテストをするわけだが、一体だけ成績が悪い猫型ロボットがいた。

それもそのはず、生産中にトラブルがあって、ネジが一本抜け落ちたロボットだったからである。

ネジが抜け落ちたロボットは、ドジばかりするので、ロボット養成学校の特別クラスへ編入することになる。

そこで、友人となるドラえもんズと初めて会う。

特別クラスで頑張って訓練を受けたけれども、なかなかスカウトがかからない。

その後、取引先を決めるロボットオーディションで、のび太の孫の孫のセワシが好奇心で偶然押したボタンで入札される。

セワシがドラえもんになついたため、セワシの家族はドラえもんを引き離すのをやめて、引き取ることにする。

こうして、ドラえもんはセワシ一家の一員となったのである。

ドラえもんの誕生日

ドラえもんの誕生日は、現在は西暦2112年9月3日ということになっている。

この誕生日は、ドラえもんがお馴染みの耳がなくて青くなった日ではなく、マツシバロボット工場で他のドラえもんたちと一緒に製造された日という設定だ。

それから、現在はというのかポイントで、連載初期の頃のドラえもんの誕生日は、2012年9月3日となっていた。

コミックでも、初期の版では21世紀になっているのでレアな版を探してみるのもいいかもしれない。

なぜ、初期連載の頃は2012年9月3日の設定だったのだろうか。

くり返しになるが、ドラえもんの連載が始まったのが1969年なので、当時漫画を読んでいたの人たちが2012年は経験できる可能性が高い。

そこで2112年に変更されたという経緯がある。

これが先述した、ドラえもんには21世紀誕生説と22世紀誕生説の2つがある所以だ。

ちなみに、連載4年目に描かれたドラえもん大辞典では、2112年(22世紀)生まれに変更されている。

ドラえもんの代名詞ともいえるタイムマシンについて

ドラえもん以外にもタイムマシンの構想はしばしば出てくる。

共通していえるのが、科学者たちが提案してきたタイムマシンはどれもアインシュタインが唱えた相対性理論がベースにあるということだ。

私たちは日常生活で、時間が過去から未来へと一定の速さで流れていくものだと感じている。

ニュートンが打ち立てた古典的な力学でもそう扱われていました。

ところが、1905年にアインシュタインは速く動くほど時間の流れが遅くなったり空間が縮んだりすることに気付き、特殊相対性理論を発表した。

さらに10年後、重力も時間の流れを遅くしたり空間を縮めたりするという、一般相対性理論に発展させた。

どどのつまり、時間や空間は絶対に変化しないものではなかったという時間の捉え方を大きく変えたのである。

 

難しいので、具体的な例を挙げていこう。

光速の99%の速さの宇宙船乗れば、理論上、時間の流れの速さが7分の1になる。

つまり、1年間の宇宙旅行に出て地球に戻ると、その間に地球では7年が経っているので、6年先の未来に行くことになるということだ。

また、地球上の1,500億倍の強さの重力になると考えられているブラックホールの表面では、時間が極めてゆっくり流れている。

宇宙船で近くに数時間滞在すると、その間に地球上で数十年経過する計算になり、地球に戻ればそれだけ未来に行くことになるのだ。

 

宇宙を飛んでいるGPS衛生は、高度約2万kmの上空を秒速約4kmのスピードで飛んでいて、地上よりも1日あたり100万分の7秒ゆっくり時間が流れる。

一方で、この高度は地上より重力が小さいので、地上よりも1日あたり100万分の45秒早く時間が流れる。

差し引きすると、1日100万分の38秒早く時間が流れるので、補正するためにGPS衛生に積んだ時計は、1日あたり100万分の38秒遅れるように調整してある。

補正しないと1日に1km以上も位置がずれてしまうのだ。

 

もっと身近な例を挙げると、新幹線でも未来に行ける。

時速300kmの新幹線で東京から博多に移動すると、時間が10億分の1秒だけ遅れる。

ということは、10億分の1秒だけ先の未来に行けることなのだが、数字が小さすぎて理解しにくいだろう。

まとめ

タイムマシンの実現方法として、ワームホールをつくるというアイディアがある。

ワームホールは、はるか離れた場所へ一瞬で移動できる時空のトンネルのことだ。

中は強い重力のため、時間がゆっくりとしか流れず、移動時間がかからない。

ただし、人間が通行できるような大きさのワームホールを作るには、木星10個分の天体を半径30mほどの球体にまで圧縮しなければならない。

強烈な高密度の物体を作ることで強い重力が生まれ、あらゆるものがそこに吸い込まれていくブラックホールができる。

これを2つ作ってつなげると、人間が通れるワームホールができるというアイディアだ。

実現に向けては聞けば聞くほど難しく感じる。

けれども、100年以内には、もしかするとタイムマシンができていて、ドラえもんがいるかも知れないと考えるとワクワクするではないか。

なによりも、未来のことは誰にもわからない。

であれば、ボジティブに考えた方が楽しい。

 

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植田 振一郎 Twitter

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