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2021年7月31日 投稿:swing16o

スタートアップは大変でも起業する人がいる理由

烏白馬角(うはくばかく)
→ からすの頭が白くなり、馬にツノが生える意から、この世に絶対有り得ないこと。

なぜ、あなたのやっているビジネスが拡大していくといえるのか。

市場規模などのくらいなのか。

大手が同じことをやり始めたらどうやって戦っていくのか。

これらはstak社が資金調達を試みた際に様々なところで聞かれた項目の一部分だ。

半ば形式的に聞いているところもあるのだろうが、あまり意味のない質問だと内心感じていた。

おそらく、実務を本気でしたことのない人というか、ビジネスの本質的な部分の理解がない典型的な質問だ。

なぜなら、世の中には絶対など存在しないからである。

現時点の事業計画、市場規模、戦略であって、やっていくうちにすべて変わっていく、とても変数の多いところで誰にも予測などできない。

比較対象とするならば、他にもっといい指標がある。

スタートアップの立ち位置

当然いろいろな形があるが、会社を立ち上げた当初というのは揃っていないものが多い。

人、モノ、金とありふれた表現があるが、それは大企業であっても同じように思うところがあるので、スタートアップも然りなのは理解できるだろう。

なにもないところから作っていかないといけないので、大変なのはもちろん大変だ。

余計なところに時間やお金がかかることは当たり前にある。

ただ、そもそも起業するということは、自分のやりたいことをやるために行っている行動だ。

この程度のことを大変だとが嫌だと思っている時点で、起業という選択肢を諦めた方がいい。

大変なことほど達成したときの高揚感がある。

そもそもそれが醍醐味なのに、小さなところで行き詰まっているようでは先が思いやられる。

はっきりいっておこう。

思っていたとおりに上手くいくことなど、まずないと思った方が良くて大変なことしかない。

それでも、自分が最期まで責任を持ってやりきれるかどうか、それのみがスタートアップが生まれる理由である。

スタートアップの試練

先にも述べたが、人、モノ、金が必要になるのはスタートアップに限らず、企業にとって不可欠だ。

スタートアップでとりわけ必要になるのが、お金の部分だろう。

トップの重要な仕事であり、お金がなければ事業の継続はできない。

その際に投資をしてくれる人たちを探していくわけだが、この仕事もなかなか骨が折れる。

一度、IPOやバイアウトという経験をした人が経営者になっていれば多少異なるだろうが、なかなかそういった人をアサインすることも当初は難しい。

となると、とにかく動き回るしかない。

これもまた大変なのだが、そもそもを思い出してみよう。

自分ややりたいことがあって起業して、スタートアップを生み出したわけだ。

では、ここも自分が責任を持って最期までやり遂げようとする意思がなければ終わる。

思った以上にお金がかかることは想定しておいた方がいい。

ましてや、ドラマや映画みたいにキレイなオフィスからスタートすることはないと思っておいた方がいい。

スタートアップの魅力

そんな大変なことばかりなのに、なぜ起業してスタートアップが生まれるのか。

そして、世界中で多くのスタートアップが生まれているのに、日本では圧倒的に数が少ないのはなぜだろうか。

散々くり返しているが、スタートアップが生まれる最大の理由は、自分でこの事業をやりたいという人が登場するからだ。

その人は世の中に不満をもっていたり、もっとこうすれば上手くいくのにといった構想がある。

他にも好きなことを見つけてそれにハマってそのまま起業するという人たちも増えている。

自分が考えたビジネスが世の中に受け入れられていくことは、この上ない達成感がある。

当然、人、モノ、金もついてくるが、信用が生まれ、なによりも充実した人生が送れる。

それをリスクだと捉えるか、無謀だと捉えるかは、その人次第ということになる。

海外スタートアップの資金調達事例

stakというIoTデバイスのスタートアップのCEOであることから、大きく見れば同じジャンルになるであろうスタートアップの動向は気になるものだ。

ということで、2つの企業にフォーカスしてみよう。

イスラエル発「電池不要のIoTセンサー」が220億円を調達

(出典:Forbes)

IoTの未来を担うポテンシャルを秘めたテクノロジー企業「Wiliot」が、ソフトバンクが主導する資金調達ラウンドで2億ドルを調達したという記事だ。

知っている人も多いかもしれないが、イスラエルはスタートアップ大国として知られており、Wiliotの拠点もイスラエルにある。

周囲の電波からエネルギーを得る、電池不要のプリンタブルなコンピュータを製造している。

切手ほどのサイズの同社のコンピュータは、あらゆる製品のパッケージに印刷することが可能で、アイテムの位置の特定や在庫管理などに利用可能とのことだ。

電池不要のIoTセンサーは魅力的なので、今後の動向に注目したい。

ベルリン発「電子機器のサブスク企業」Groverが10億ドルを調達

(出典:Forbes)

ドイツのベルリンに拠点を置く、グローバー(Grover)」は、スマートフォンやラップトップなどのデバイスやガジェットをレンタルできるサブスクリプションサービスを運営している。

サーキュラー・エコノミー(循環型経済)と呼ばれるコンセプトを打ち出す同社は、さらなる事業拡大に向けて、10億ドル(約1,100億円)を超える資金を調達したという記事だ。

ビジネスモデルは、電子機器をより身近な存在にするだけでなく、電子ゴミの削減にも繋げるという非常に現代に合った意義のあるものだ。

stak社もこういった取り組みを地道に始めているのだが、なかなか浸透するには時間がかかることを痛感している。

記事内には、消費者の嗜好は電子製品においてもサブスクリプションに向かっていると書いてあるとおり、この動きが加速することを私も願っている。

モノは一定の希少価値の高い分野を除き、所有するものではなくサブスクで保有していればいい。

まとめ

なにかに不満を持っていたり、なにかを変えてみたいと思ったときには立ち止まって欲しい。

それは自分が最期まで責任を持ってやり遂げるという意思が入っているものなのか。

その答えがYesなら、スタートアップを立ち上げるという選択肢を思い切ってとってみて欲しい。

最初から上手くいかなかいかもしれないなど考えなくていい。

結果がどうなるかはわからないので、そこの責任は私には取れない。

いい加減なことをいうなと思うかもしれないが、なにがあったとしても、スタートアップを立ち上げたことから学べることは必ず人生の役に立つ。

これだけは100%保証してもいい。

 

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植田 振一郎 Twitter

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