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2021年7月13日 投稿:swing16o

運転免許証保有者数の変化を徹底解析!

有為転変(ういてんぺん)
→ 世の中は移り変わり、とどまることがない。

書き続けることで、ようやく「い」から始まる四字熟語が尽きた。

本日より「う」に入っていくわけだが、まだまだ先は長い。

1つの目標として、「わ」まではしっかりと書き続けていこうと思う。

結構は日時を割きそうなので、その先はそのときに考えよう。

 

ということで、本日のテーマは世の中の変化についてということで、考えたが車にスポットを当ててみた。

車がどんどん売れなくなっているという話を聞いたことがある人も多いだろう。

若者が免許を取らなくなり、取ったとしても保有することがなくなっていると。

このあたりから車事情について書いてみよう。

運転免許証保有者の推移

運転免許統計

(出典:警察庁)

6ページの男女別、種類別運転免許保有者数の年別推移を見てみると、平成28年の免許保有者数の合計は82,205,911人となっている。

そこから、5年間の数字は下記のとおりだ。

  • 平成28年(2016年):82,205,911人
  • 平成29年(2017年):82,255,195人
  • 平成30年(2018年):82,314,924人
  • 令和元年(2019年):82,158,428人
  • 令和2年(2020年):81,989,887人

こうやって見てみると、総数はそこまで変化がないことがわかる。

注意書きに2種類以上の運転免許を保有している者は、上位の運転免許(本表の左側となる運転免許)の欄に計上しているとある。

つまり、普通車と中型バイクの2つの免許を持っていたとしてもカウントは1ということなので、リアルに免許を持っている人の数ということになる。

日本の人口が約1億2,000万人なので、8,000万人を超える人が免許を持っているということは、約67%の人がなにかしらの免許を持っているということだ。

この数字には、正直多いと驚かされたし、免許保有者の数がそこまで減っていないことがわかる。

だからといって見落としてはいけないのが、新規で取得する人も変化していないという判断だ。

世代別の運転免許保有者数

8ページを見ると、令和2年(2020年)年齢別の免許保有者数が出ている。

自動車免許の保有者数比較の方がわかりやすいと思うので、20歳以上の保有者を追ってみよう。

  • 20〜24歳:4,662,129人
  • 25〜29歳:5,359,236人
  • 30〜34歳:5,953,512人
  • 35〜39歳:6,937,529人
  • 40〜44歳:7,894,480人
  • 45〜49歳:9,234,566人
  • 50〜54歳:8,153,558人
  • 55〜59歳:7,319,255人
  • 60〜64歳:6,543,373人
  • 65〜69歳:6,628,330人
  • 70〜74歳:6,545,104人
  • 75〜79歳:3,477,195人
  • 80〜84歳:1,758,903人
  • 85歳以上:668,588人

これだけ書き出してみると、若者の免許保有者比率が極端に少ないことは明確だ。

70歳〜74歳の免許保有者に比べたときに、20〜24歳の免許保有者は約200万人も少ないというのには驚きだ。

それよりも、60歳以上の免許保有者の数がこんなにも多いことに気づかされた。

その総計は、25,621,493人である。

全体の免許保有者数が81,989,887人なので、約31.2%を占めているということだ。

高齢者と位置づけてしまうと批判があるかもしれないが、免許保有者の3人に1人が高齢者だということもできる。

まあ、そもそも免許を返納していないという人も多いと思うが、これは危険というか、いびつな形であることを意味している。

ここの世代をどこまで免許保有者としてカウントするのかということだ。

免許取得に考える時代の変化

個人的にもう1つ注目したい世代がいる。

それは、免許が取れるようになる16〜19歳の世代だ。

その世代の総計は854,129人。

私たちの世代は、18歳の自動車免許が取れる歳になると、こぞって免許を取りに行く傾向にあった。

その18歳の免許保有者数が185,940人で、19歳は613,825人。

9ページにあるデータの前年比較からすると、18歳はマイナス2.9%、19歳はマイナス0.2%と微減ではある。

ただ、16歳はマイナス7.6%、17歳はマイナス7.0%と減少が著しい。

特に男性の免許取得率が減っている傾向にある。

免許を取って車に乗ってどこかにいくことが、ステータスだった時代の変化を改めて感じるのである。

そして、これだけ変化があるということは自動車産業に影響が出ることを改めて認識しておこう。

他にも様々なデータがあるので、時間のある人は比較してみると面白い。

ターゲットをどこに絞るかを考える

私は自動車業界とは全く関係のところにいる。

そんな中で、日本国内のこの現状を見たときに、どういう方向に舵を切っていくかを考えてみるのも面白い。

電気自動車が少しずつ浸透し、自動運転にも対応していかないといけない。

となると、自ら運転するということに重きを置く経営が前時代的であることは誰にでもわかる。

日本の自動車メーカーはそのあたりのイノベーションが進んでいないという批判もよくあるものだ。

けれども、自動車業界の市場は55兆円といわれている巨大市場だ。

ここまで大きくなった市場にイノベーションを起こすことは短期的には難しい。

数年で結果が出るところではないし、優秀な人たちがたくさん考えて日々実行しているのは明確だ。

個人的には縦割りで考えるのではなく、横割りで考えることが重要な気がしている。

世代別に売ってきた車をエリア別にシフトするという発想もある。

時代の変化に対して、別業界を除くことで、自分のやりたいことやるべきことにも活かすという考える時間を持っていこう。

 

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植田 振一郎 Twitter

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