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2021年4月30日 投稿:swing16o

一毛不抜(いちもうふばつ)

自分の利のみを考え他を顧みないこと。また、少しの労力で天下を利することができるのにそれをしないこと。

利己的な人のことを意味するこの四字熟語。

欲望は誰にでもある。

その欲望は様々だとしても、欲はあった方がいい。

その欲望が劣等感を生みネガティブな発想になることもあるかもしれないが、それ以上に反骨精神が生まれた方がいい。

そして、最初は欲が利己的でも全く問題ないと個人的には思っている。

その方が人間らしいし、素直さもあるような気がするのだ。

つまり、それっぽい理由を並べられるよりも、お金持ちになって大きな家に住みたいとか、高級外車を買いたいとか、毎日豪華な食事をしたいといった欲の方が気持ちがいい。

そういったハングリー精神を持っている若者が好きだ。

というのも、利己的な考え方は小さな成功体験と共に変化があるように感じている。

自己犠牲の精神が生まれるというか、そういった感覚もないままに人のために自然と動いていくようになる。

そうならなければ、次の成功体験へバトンが繋がらない。

 

ガーナで人生が変わった。22歳がカカオビジネスを変える

ときにこういったセンスがありすぎる若者が出てくる。

自分と重ねることすらおこがましいが、22歳の頃を振り返ったときになに1つ勝てる部分がない。

いや、この記事の主人公であるMpraeso合同会社CEOの田口 愛さんは、19歳のときに単身でガーナに渡っている。

より自分が小さく思えてしまう事実だ。

その行動力は素晴らしいの一言に尽きる。

現地の村人たちにチョコレートを振る舞うところからスタートしている。

その後、ガーナから持ち帰ったカカオを売るために試行錯誤していくストーリーが実にいい。

活字にするとほんの数ページにしかならないけれども、その裏側のストーリーが壮絶だったことは間違いない。

日本国内でも苦労するのに異国の地で戦う姿を想像すると応援しかない。

政府と交渉してとか、自分の会社ならではのシステムを作り上げるとか、本当に好きで夢があるからできる。

クラウドファンディングで1つずつ前進していく姿をstakを始めたときになんとなく重ねている自分がいた。

 

stakは現在、stak2.0の開発に勤しんでいる。

開発においてはあるあるだのだが、順調にいっていると思ったら別のところでトラブルが起こる。

ハードウェアとソフトウェアの両方の開発になると余計にその場面が増えることは、モノづくりを始めるときには覚悟しておいた方がいい。

それを楽しめないとメンタルをやられる。

そんなstakの開発をしていくためには、当然お金が必要になる。

出資を受けたり銀行から借入を行うわけだが、つい先日、某地銀の担当の人と話をしていると、こんなことを聞かれた。

なぜ、こんなにもお金を突っ込んでやれるのかと。

私財も思い切り投入している私の姿が真似できないので、素朴な疑問なのだろう。

stak社に万が一があったときには、どうするのかという心配もあるのだろう。

とてもじゃないけれども、私のような生き方ができないと苦笑された。

その反面、地銀も生き残りをかけて新規ビジネスを展開していかないといけないので、なにかテクノロジーと掛け合わせたアイディアが欲しいという。

 

私はこう答えた。

新規ビジネスを立ち上げるという目的でなにかを始めても、きっと結果や成果は出ないと。

それは、新規ビジネスを立ち上げることが目的となっているので、立ち上げた瞬間がゴールになるからだ。

地銀には数多くの企業アカウントという資産がある。

その企業をクライアントとして、どういった課題があってそれを解決できるサービスとテクノロジーを掛け合わせるべきだと説いた。

例えば、stak社のようによくわかってもいないに、モノづくりに挑戦しようとする無謀はスタートアップが出てくる。

彼らには資本が必要だ。

その資本を銀行から借入するためには、どういった事業計画を立てて、どうやって進めていけばいい関係が築けるのか。

そういったことは銀行にしかできないサービスで、サブスクでサービス料を払ってでも知りたい。

銀行員がスピンオフしていくには最も形にしやすいところだと思うと伝えておいた。

 

最後に、私は生き残るという表現が非常に嫌いで使わないようにしていると付け加えた。

生き残るという表現は、なんの根拠もなく運だけでギリギリ残ったような表現に受け取れるからだ。

もちろん、運やタイミングも成功には重要な要素であることは理解している。

その上で、私は勝ち残るという表現を使うことを徹底していると、実に上から目線で語っておいた。

 

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植田 振一郎 Twitter

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