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2021年4月26日 投稿:swing16o

一望千里(いちぼうせんり)

遠くまでひと目で見渡せる、見晴らしのよいことのたとえ。

物理的に遠くを見渡すためには、高いところに行けばいい。

山の上でもいいし、飛行機に乗ってもいい。

見晴らしのいいところで、気分も晴れやかにすることができる。

一方で、人生観における遠くまでひと目で見渡すとなると、どうだろう。

物理的な場面と同様に高いところに行けばいい。

でも、その高みを求める基準が違う。

人生観における場合には、高度ではなく意識を高く持つことだ。

 

1年目年収が同級生の3倍!タクシー新卒の真実

日本のメディアが伝える記事の多くは、お金に携わるものが多い。

この記事もタイトルからしてわかるとおり、お金で釣ろうとしている典型的なものだ。

サブタイトルが、年収1000万円を超えるエースに成長した人もとなっているのもまたフォーマットといってもいい。

なぜ、こんな釣りタイトルをつけるのか。

答えは簡単で、メディア側がアクセスが稼げるからである。

アクセスを稼ぐことで広告収入に繋がるから、ライターも必死に釣りタイトルを考える。

そして、その極みにあるのが、お金をテーマにしたもので、実際にこの記事は翌日に昨日最も読まれた記事としてランキングされていた。

その根本には、楽して稼ぎたいというイヤらしい考え方を持った人がいかに多いかということである。

自分の稼ぎは言わないくせに、人の稼ぎは気になる。

少しでも稼いでいる人がいると、なにか悪いことをしていると決めつけてかかる。

単純に嫉妬しかないのだが、経済メディアのタイトルでお金に関する記事が多いことに読者はもっと敏感になるべきだ。

 

年収の高い企業ランキング、貯蓄が多い都道府県ランキング、新卒で年収1000万円超え、10億円の資金調達、クラウドファンディングで1億円以上の最速記録といった記事を見たことある人も多いだろう。

隣の芝生は青いという諺があるが、他人の物の方が良く見えてしまい、嫉妬からくるお金への執着だ。

お金よりもとかいう枕詞をつける人ほど、実はお金に固執している人が多いように感じる。

それから、楽して稼ごうとは思っていないという人ほど、いかに楽してお金を手に入れようとするかを考えている傾向にあるのではないだろうか。

 

この新卒タクシー運転手の記事の本質はお金のことではない。

結果、年収1000万円以上稼いでいる若手のタクシー運転手もいるということが、本来は注目されなければいけない。

言葉を選ばずに書くが、タクシー運転手という職業は免許さえあれば誰でも簡単になれる。

つまり、参入障壁の低い職業だ。

そういう職業の所得が高いはずがない。

それにも関わらず、高所得を生み出す若手女性のタクシー運転手がいる。

それはなぜか、乗客に対してどういった接客をしたり、どういう行動をしているのか、全く書かれていない。

私はタクシーを利用することが、他の人に比べて多い方だと思う。

中にはサービスの行き届いたタクシー運転手もいるが、不快な思いをすることが多い。

そういったタクシー運転手は往々にして意識が低いので、当然稼ぎも少ないだろう。

そういった質の悪いタクシー運転手に向けて、この若手運転手のように意識を高く持って、同じような施策を考えて実行すれば稼げるようになりますよと本来は書くべきだ。

それを、女性、若手、高収入という禁じ手のワードを並べてPVを稼いでいる。

いわゆる質の悪い記事なのに、読まれることで広告収入に繋がっている。

こういう記事を平気で経済メディアに執筆しているライターに本当にウンザリする。

 

stak社は、そんな有象無象が溢れているメディア業界に新たに参入することになった。

先日も多少の告知はさせてもらったが、更にもう1つビッグメディアになる可能性のある構想を任された。

オリジナルで読者にとって有益な記事とは、どういったものなのか、IT企業を語る上で責務を全うしようと思っている。

 

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植田 振一郎 Twitter

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