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2021年2月10日 投稿:swing16o

阿爺下頷(あやあがん)

物事の見分けがつかない愚か者、または間違いのこと。

そもそも人間が物事の見分けがつくのは、いつからなのだろうか。

今まであまり考えたこともなかったので、ちょっと調べてみた。

すると、とてもわかりやすくまとめられた1つの資料を発見した。

 

発達のめやす – ジャック幼児教育研究所

運動、言語、知能、生活習慣・社会性の4つにカテゴライズされているが、とりわけ知能と生活習慣・社会性のカテゴリに興味が惹かれた。

知能について気になったのは、数の概念については、12ヶ月〜14ヶ月になると芽生えるとなっている。

1歳児には既に数の概念があるということになる。

個人的なことになるが、姉がいて姉には5人の子どもがいる。

おおよそ2歳ずつ離れている子どもたちに照らし合わせて考えると親近感もあり、とても面白い。

2歳児は2の概念が、3歳までには3の概念が、4歳までには5の概念まで理解できるとのことである。

また、物の用途の理解も2歳前後にはできて、3歳までには位置の配置の理解、4歳までには順序の記憶も備わる。

 

最も気になった生活習慣・社会性の部分についても触れてみよう。

ここが今回のテーマである物事の見分けという部分に直結する部分になる。

すると、生まれてから半年もすれば、親の話し方で感情を聞き分けるということが記してある。

つまり、0歳児にも既に物事の見分けがついているという見方もできる。

4歳児は基本的生活習慣が完成するとなっているので、完全に物事の見分けがついていると判断していいだろう。

 

思い起こせば、小学生にもなれば大人のいうことに対して十分に理解をしていた。

もう少し歳を重ねれば、大人がこうして欲しいと思っていることに対応していたように思う。

親や大人の顔色や声色を伺い、怒られないようにとか目立たないような言動をしていた記憶がある。

それは別に自分が特別ではなく、多くの人がそうだったのではないだろうか。

そんな事実を忘れて、幼い子どもをまさに子ども扱いしている実態がある。

ということは、ある意味、ほとんどの大人が物事の見分けがつかない愚か者であると置き換えられる。

歳を重ねることで愚か者になっていくというのは、なんとも滑稽な話である。

 

2005年6月のスタンフォード大学卒業式。

今もなお伝説として語り継がれているスティーブ・ジョブズのスピーチ。

締めくくりで有名な「stay hungry, stay foolish」という言葉。

一般的には「ハングリーであれ、愚かであれ」と訳されているが、かのスティーブ・ジョブズがどういう意図で発した言葉だったのか自分なりに考えてみるのもいいだろう。

 

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植田 振一郎 Twitter

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