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2018年5月25日 投稿:swing16o

VR(バーチャル・リアリティ)の今と可能性

前回「VR(バーチャル・リアリティ)の世界へようこそ」というVRの触りについて書きました。

今回はVR元年と呼ばれた2016年から今に至るまでの経緯をもう少し踏み込んでみようと思います。

VRの進化

2018年はVR業界が今までよりも注目される年になっています。

それは「スタンドアロン型VR HMD」の登場が大きく影響しています。

HMDとはヘッドマウントディスプレイの略称でVRを体験するために装着するゴーグルのことです。

そのHMDに大きな変化があったのです。

前回も紹介しましたが、VRの登場はPlayStation VRを思い浮かべる人も多いはずです。

PlayStation VR(HMD)はPlayStation4の本体、つまりゲーム機に接続して使う必要があることも書きました。

このようにHMDをゲーム機やPCに接続して使う必要のあるVRは「接続型VR」と称されています。

 

接続するゲーム機やPCのマシンスペックを活かした高品質なVRコンテンツの提供ができるのが強みです。

反面、ゲーム機やPCとHMDのいずれも購入する必要があるため、初期投資が高額になってしまうデメリットがあります。

またゲーム機やPCとHMDをケーブルで繋がないといけない場合、どうしてもVR体験に制約がかかってしまいます。

そんな接続型VRと対照的なポジションに「スマホ装着型VR」があります。

その名のとおり、スマホに装着して手軽に体験できるのが最大のメリットです。

レンズのついたダンボールにスマホを入れたデバイスでVRを体験したことのある人もいることでしょう。

 

ただ、どうしても接続型VRに比べると性能に制限がかかってしまいます。

そこで登場したのが「スタンドアロン型VR HMD」なのです。

注目のスタンドアロン型VRとは!?

接続型VRとスマホ装着型VRとは異なる新しいデバイスとして登場した「スタンドアロン型VR HMD」。

最大の特徴はゲーム機やPCといった他のデバイスとの接続が不要で単体でVR体験ができるということです。

法人向けには市場が開けていたのもが、一般消費者向けに開放されたのが2018年なのです。

中でも注目されているのが、Facebookの傘下にあるOculus社が発表した「Oculus Go」です。

価格は199ドル〜(約21,000円〜)という破格のデバイスの登場です。

Oculus社の一般消費者に手にとって欲しいという強い意向を感じることができます。

 

もちろん、Oculus社以外にも「スタンドアロン型」の製品はあります。

HTC社が展開する「VIVE」は高性能VRのカテゴリを確立しようとしています。

価格は64,250円(税抜)と他のデバイスに比べて高額ですが、その精度には定評があります。

2018年内には「VIVE PRO」という上位モデルの発売も発表しました。

こちらは94,000円(税抜)と高額ですが、そのスペックが期待されています。

Pico社のシリーズの「Pico Goblin」は269ドル(約29,000円)で販売されています。

Snapdragon820プロセッサーを搭載し、3G高速ストレージと大容量フラッシュメモリーが特徴です。

さらにVR内容の高度改良に伴い、低遅延と抜群の性能が実現できています。

 

このように2018年は「スタンドアロン型VR」が注目されています。

どのような広がりを見せていくのか楽しみです。

VRの可能性

VR体験ができるデバイスが一般消費者に広まると、様々な変化が起きることは少し考えると容易に想像できます。

家の中以外にもインターネットに繋がっている空間、ソフトをダウンロードしておけばインターネットに繋がっていなくてもVR体験ができます。

外に出かけなくても見れる世界が増えるのです。

加えて今までは専門家しか見えなかった世界が見えるようになるのです。

 

VRの活躍の場はどうしてもゲームに集約されがちですが、決してそんなことはありません。

スポーツ業界、医療業界、不動産業界、旅行業界、飲食業界など、どんな業界にも使い方1つで適応し得るのです。

それから、紹介しておきたいサービスの1つに「VR CHAT」があります。

バーチャルリアリティの世界でユーザーが自由な交流を行えるもので、2017年2月の発表からあっという間に100万ユーザを獲得しました。

ソーシャルVRと呼ばれるこのサービスはユーザが加速度的に増えている注目のサービスです。

最後に

「で、長々書いてるけど、あんたは使ったことあるの?」

ということで、次回は実際にOculus Go使ってみた感想を書こうと思います。

最後まで読んでいただき、1人でも多くの人がVRの世界に足を踏み入れてもらえると幸甚です。

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